闇バイトに応募してしまい指示役に脅された人などの保護 先月18日以降46件 警察庁
警察庁は先月18日、「闇バイト」に応募し脅されて犯罪に加担しようとする人へ「確実に保護する」と呼びかける動画を公開しました。その日から昨日までに警察が保護した事例が46件にのぼったことがわかりました。
警察庁によりますとことし8月以降、首都圏などで相次ぐ強盗事件などでは、「闇バイト」に応募した実行役が指示役に個人情報を送ってしまい脅されて犯行に及ぶケースが相次いでいます。
警察庁は先月18日、「勇気を持って抜け出しすぐに警察に相談すれば、あなたや家族を確実に保護する」などと呼びかける動画を公開しましたが、この日から昨日までに実際に闇バイトに応募し怖くなったなどとして警察に相談し保護されたケースが46件あったということです。
ある事例ではインスタグラムで受け子や出し子の指示を受けたものの、指示に従わなかったところ指示役から電話で脅されたうえ、親族の携帯にも着信があり怖くなったという10代の女性を保護しています。
また保護された別の40代の男性はXで「高額収入」と書かれた投稿から秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」に誘導され、住所、氏名、電話番号、免許証の写真などを送信。相手から仕事の誘いがありましたが、犯罪になると思い指示を断り、シグナルをアンインストールしたということです。
するとLINEで自分の個人情報を送りつけられた上、留守番電話に「自宅に行く。逃がさない」などと入っていて怖くなったため警察に相談したということです。