松本人志(2022年撮影)

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ダウンタウン松本人志(61)が8日、X(旧ツイッター)を更新。「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられ、名誉毀損(きそん)されたとして発行元の文芸春秋らに5億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟についての声明を発表した。

裁判は今年3月に東京地裁で第1回口頭弁論、6月にオンラインで非公開の弁論準備を行ったが、8月に同じくオンラインで予定されていた第2回弁論準備が前日に延期に。このあとから水面下で裁判の和解交渉が行われていたが不調に終わり、10月8日に延期分の第2回弁論準備の期日が11月11日となったことが発表されていた。

松本側代理人を務める田代政弘弁護士は延期分の期日決定後の取材で「裁判所からこの日でどうですかと期日を聞きました。そこに向けて進めるだけです」と裁判継続への意欲を口にし、和解へ向けた動きについては「否定も肯定もしません」と語っていた。

その後も和解への話し合いは続けられており、数カ月間の交渉の末、ついに松本側の訴訟取り下げという形で裁判は終結することになった。松本は活動休止前は多くのレギュラー番組を抱えており、現在、相方の浜田雅功が1人で出演を続ける番組もある。ネット上などでは復帰を待望する声、性的行為強要疑惑というイメージを問題視する声などさまざまな意見が飛び交っていた。

▼発表全文

松本人志氏と(株)文藝春秋らとの間における訴訟に関するお知らせ(八重洲総合法律事務所)

当職らは、松本人志氏を代理して、(株)文藝春秋ほか1名を被告とし、松本人志氏の名誉を回復すべく、訴訟活動を継続してまいりました。しかしながら、この度、被告らと協議等を重ね、訴訟を終結させることといたしましたので、ご報告いたします。

この訴訟終結に関する松本人志氏のコメントは、下記のとおりです。

なお、報道関係者の方々におかれましては、偏向報道と受け取られる可能性のある内容や事実に反する内容を報道することがないよう、適切に対処されたく、念のため申し添えます。

これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました。

松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。

尚、相手方との間において、金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です。

この間の一連の出来事により、長年支えていただいたファンの皆様、関係者の皆様、多くの後輩芸人の皆さんに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫びいたします。

どうか今後とも応援して下さいますよう、よろしくお願いいたします。

以上

松本人志氏 代理人 

八重洲総合法律事務所

弁護士  田代 政弘

弁護士  栗原 正晴 

弁護士  桶谷 侑平