”同棲”騒動に”イジリ”炎上…フジテレビアナウンサー問題多発「女子アナ30歳定年説」が招いた事情

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“おふざけ”に“イジリ”動画の波紋

フジテレビのアナウンス室が揺れている──。

10月25日、フジテレビの杉原千尋アナ(28)と3期下の山本賢太アナ(26)がYouTubeの公式チャンネル『フジテレビアナウンサーch.』に登場。2人が同じマンションに住んでいることから半同棲疑惑が出ていたとして、それを否定した“おふざけ動画”を投稿した。

「半同棲疑惑がもちあがったのは8月29日に放送された『トークィーンズ』で、ゲストとしてやってきた山本アナが、MCを務める杉原アナと同じマンションに住んでいると告白したことがキッカケでした。

まるで有名俳優と女優の熱愛カップルのようだとスタジオは騒然となったのですが、杉原アナはそれを受けて10月5日、自身のインスタグラムを更新。《ただの仲良しさんで、ちゃんと後輩です。トークィーンズとYoutubeで話しているので、事実確認よろしくお願いします!笑》と自ら“半同棲”に言及したのです」(情報番組スタッフ)

そもそもそんな話は誰もしておらず、また自分で油をそそぐ悪ノリぶりに局内では、彼女に対して冷ややかな反応を示す人も多かったという。2人の言動にSNSは《勝手に芸能人ぶるな》《噂も何も自分たちで勝手に言い出したことでは?》などと炎上した。

それ以上の大炎上となったのが、新人の上垣皓太朗アナ(23)への“イジリ”騒動だ。

『めざましどようび』のお天気キャスターに抜擢されるなど、注目の上垣アナのルックスを同番組の西山喜久恵アナ(55)や生田竜聖アナ(36)、セント・フォース所属のフリーアナ・阿部華也子(28)がCM中にイジリ倒した動画が『めざましmedia』に公開されたのは7月下旬のこと。10月29日ごろからXで拡散され、《明らかにいじめ》《容姿イジリ》などと炎上し始めたのだ。

監督・指導する立場にある女性アナは

これを受けて、フジテレビは10月31日に《ご指摘を真摯に受け止め、今後はより一層コンテンツ制作に留意してまいります》と発表したものの、西山アナと阿部アナはInstagramのコメント欄を閉鎖。3人が出演した11月2日の『めざましどようび』では、土曜朝の番組とは思えないような地味な衣装で登場したが、最後までこの炎上騒動に触れなかった。

バタバタ状態が続くフジテレビアナウンス室だが、そんなアナウンサーたちを指導、監督する立場にあるのが、アナウンス室部長の佐々木恭子アナ(51)だ。

「東大卒の才媛であり、『報道2001』の司会や『とくダネ!』の初代アシスタントを務めるなど、安藤優子(65)の独壇場だった報道畑で局アナとして長年、存在感を示していました。しかし、過去に彼女自身が婚約中に他の男性との浮気を『FRIDAY』(’04年12月3日号)に報じられて破談になるなど、奔放というか脇が甘い一面もあるのです。

例えば、11月1日に放送された『ザ・共通テン!日本中の名品を食らう&食費パンパン女子大集合SP』に出演した佐々木アナは絆創膏のことを『バンドエイド』という商品名で連呼。アナウンス室部長とは言い難い失態でしたね。そういう意味では、アナウンサーをしっかり管理するガバナンスの意識がやや欠けている感は否めません」(放送作家)

かつて当たり前のように言われていた“女性アナウンサー30歳定年説”という、悪しき慣習も影響しているのではないかと話すのは、ベテランのフジテレビ局員だ。

フジテレビ黄金期の女子アナは早期退職

「そもそも“30歳定年説”は、フジテレビが発端になったと言っても過言ではないのです。長年、女性アナウンサーは契約社員でしたし、フジが制作に女性の正社員を採用したのも雇用機会均等法が施行される直前でした。そうした社風が、女性アナウンサーを短命にしているかもしれません。

一方で、局に残り、ベテランアナウンサーとして活躍していた佐々木さんでも部長として部下をまとめきれていない感じがします。“ママ”アナウンサーのリーダー的存在であり、好感度抜群だった西山さんも今回炎上してしまった。フジテレビの幹部は頭を抱えていますよ」

かつてフジテレビ黄金期を支え、人気アナだった八木亜希子(59)や小島奈津子(56)。そして高島彩(45)、三田友梨佳(37)ら、人気でも実力でも、そしてリーダーシップでも申し分なかったアナウンサーたちは早々に退社している。

「他局はというと、日本テレビにはエグゼクティブアナウンサーの井田由美さん(67)や’23年5月までアナウンサーとして活躍した豊田順子さん(58)がいました。TBSには吉川美代子さん(70)のように厳しい指導者が長く勤務していた。またテレビ朝日には自分の冠のついた『ワイド!スクランブル』を仕切る大下容子アナ(54)がいます。でもフジテレビは女性アナウンサーの育成体制を確立できないまま現在に至るのです」(前出・局員)

“おふざけ”と“いじり”と“いじめ”の境界線をわかっていない女性アナウンサーによる失態の数々に対し、“バラエティのフジテレビ”の復権に躍起の港浩一社長は何を思っているだろうか──。