RIZIN大みそか興行 鈴木千裕VSクレベル・コイケの王座戦発表 異例年越し実施の可能性も 榊原CEO「除夜の鐘とともにか、新年になってからか」
RIZINが5日、都内で記者会見を開き、恒例となっている大みそか大会の開催と、RIZINフェザー級王者・鈴木千裕(25)=クロスポイント吉祥寺=に元王者クレベル・コイケ(35)=ブラジル=が挑戦するタイトルマッチの実施を発表した。
大会名は大みそかの開催が10回目となることから「RIZIN DECADE」。2度目の防衛戦となる鈴木は、7月の超RIZINでボクシングのレジェンド、マニー・パッキャオとボクシングに準じたルールでの対戦が決まっていたが負傷欠場しており、今回が復帰戦となる。
鈴木とクレベルは昨年6月、当時王者だったクレベルの初防衛戦で対戦するはずだったが、クレベルが体重を400グラム超過して王座を剥奪された。変則で実施された試合では1ラウンドにクレベルがアームバーを極め、記録上はノーコンテストとなった。クレベルは6月にフアン・アーチュレッタを破ると鈴木への挑戦を要求していた。
鈴木は「前回ノーコンテストですけど自分の中では負けを認めてるので。大みそかリベンジして本当にチャンピオンになる」ときっぱり。クレベルは「私はまたベルトに戻りたいです」と王座奪回を誓った。
榊原信行CEOは、今大会について「3部構成を考えている。最後の第3部でRIZIN.49を持って来ようと考えています。朝からこれでもかというくらいの格闘技尽くし。5年ぶりの年越しイベントにしたいと考えています」と述べた。
榊原CEOは鈴木VSクレベルの試合がメーンイベントとという認識を示した上で「どういうタイムスケジュールになるか分からないが、年をまたがないで除夜の鐘とともに行われるのか、年をまたいでからニューイヤーになってから行われるのか、最終調整になる。とってもとっても深い時間に戦ってもらうことになる」と、異例時間帯での実施を示唆した。