表彰式の後、三浦監督(左)と握手を交わし、声を掛ける小久保監督(撮影・西岡正)

写真拡大

 「SMBC日本シリーズ2024、DeNA11−2ソフトバンク」(3日、横浜スタジアム)

 小久保ホークスの戦いが、横浜で終わりを告げた。ソフトバンクは連勝からの4連敗。2−11での大敗に小久保監督は「雨が降って流れ変わるかと思ったんですけどね、なかなかうまくいかなくて。敗戦の責任は全部僕にあるので」と敗因を一身に背負った。

 エースの有原が3回6安打4失点でまさかの早期降板。さらに2点ビハインドの五回は先発要員のスチュワート、続いて岩井を投入したが、2つの押し出しなど制球も荒れて計7失点。完全に流れを持っていかれた。

 ソフトバンクになった05年以降、8度目の日本シリーズで初めて日本一を逃した。公式戦91勝の絶対王者が敗北。短期決戦の怖さだ。小久保監督は「選手には胸張って福岡に帰ってもらいたい。(まず)2連覇、リーグ制覇に重きを置いてやりたい」と決意。横浜で味わった悔しさを糧に、来年は日本シリーズで勝つ。