沖縄県の与那国島で陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイが離陸時にバランスを崩し地面に接触した事故で、森下泰臣陸上幕僚長は31日の定例記者会見で、警告灯表示や機材の不具合を示す記録は確認されていないことを明らかにした。

 フライトレコーダーなどを解析し、人的要因や気象なども含め、速やかな原因究明を目指すとしている。

 事故は27日午前、日米共同演習に参加したオスプレイが陸自与那国駐屯地を離陸する際に姿勢を乱し、左翼側が地面に接触。ローターのある「ナセル」という部分が一部損傷した。