7回無失点の好投でチームの連勝に貢献したケイ(撮影・伊藤笙子)

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 「SMBC日本シリーズ2024、ソフトバンク0−5DeNA」(30日、みずほペイペイドーム)

 DeNAのアンソニー・ケイ投手が7回4安打無失点の好投で、球団助っ人史上初となる日本シリーズでの白星を挙げた。「最初は少し緊張していた部分はありましたが、勝ちを飾ることができてうれしい」と振り返った。

 抜群の立ち上がりでリズムをつかんだ。初回、いきなり三者三振を奪うと、3回を完全投球の立ち上がり。「いつも序盤が課題ではあったけど、今日はうまく波に乗ることができた」。四回以降は毎回走者を背負ったが粘った。

 六回には2死二、三塁のピンチでキーマンに挙げていた山川を1球で中飛に仕留め、ピンチを脱した。「運よく味方の外野手がいてよかった。山川に打たせないことが肝になってくるので、今日はそれができてよかった」とうなずいた。

 三浦監督も「ケイが抜群によかった。最高の投球をしてくれた」と絶賛。助っ人左腕がCSを含め安定した投球を続け、チームを支えている。