8回の攻撃も無得点に終わり、投手交代を告げベンチに戻る小久保監督(撮影・伊藤笙子)

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 「SMBC日本シリーズ2024、ソフトバンク0−5DeNA」(30日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクは投打ともに力を発揮できず完敗。2連敗で星を五分に戻された。

 打線が沈黙した。相手先発・ケイの前に序盤3回まで一人の走者も出せず。五回は初めてチャンスを作るも無得点。六回は1死一、二塁としたが、栗原、山川と中軸が凡退。左腕の前に7回までゼロを並べられた。

 結局最後までホームが遠く零敗。前の試合の初回以来、17イニング連続無得点と本拠地で深刻な得点力不足に陥っている。

 試合後、小久保監督は相手のケイについて、「めちゃくちゃ良かったよね。三回までめちゃくちゃ飛ばしてましたけど。あれはなかなか打てんな。ちょっとへばってたときにチャンスあったけどね」と脱帽。左腕のケイに左打者6人をスタメンで起用したことには「右のほうが対応が難しいという判断で」と説明した。

 9番で起用した笹川が1安打1盗塁と存在感を示したのが唯一の光。「いいところはそこ。こんな大きな舞台で動じることなく、しかも走りましたしね。楽しみです」と語った。