12日間の選挙戦最終日 党首らが“最後の訴え”で語ったことは

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27日、投開票を迎える衆議院選挙。選挙戦最終日、党首らは午後8時のぎりぎりまで、支持を訴えました。最後の最後、それぞれはどの場所を選び、何を訴えたのでしょうか。(10月26日OA「サタデーステーション」より)

■自民党 石破茂総裁

東京・江東区での演説(午後8時前)

「私たちは今回、いろんなご批判を浴びております」

自民党の石破総裁、最後の訴えに選んだ場所は都内の激戦区でした。

東京・江東区での演説(午後8時前)

「パーティー券を買っていただいた、政治資金収支報告に載せなかった。そのようなことがあってはならないんです。そのことを我々は本当に深く反省し、お詫びをしながら、そのうえでなお、みなさま方にご支持を賜りたく、心からのお願いをさせていただいております」

各地で、与党で過半数をとる必要を訴えました。

東京・小平市での演説(午後1時半すぎ)

「責任をもって、この国の独立と平和を守る。責任をもって、国民の経済を守る。責任をもって、国民を災害から守る。それができるのは、われわれ自民党、公明党の連立政権しかございません」

■公明党 石井啓一 代表

連立を組む公明党の石井代表は。

北海道岩見沢市での演説(午後1時すぎ)

「物価対策、継続的な賃上げをどうしていくのか。また、少子化、人口減少もいま本当に厳しい時代になってまいりました。これをどう対応するのか。こういったことに、どこの政党がしっかりと答えを出せるのか。これが問われているわけです」

最終日は北海道に応援に入りました。

北海道岩見沢市での演説(午後7時すぎ)

「(野党は)全然、安全保障政策も異なっております。経済政策をみても全く違うんですね。日本の政治の未来をしっかりと誤りなくリードしていけるのは、自民党、公明党の連立政権しかない」

■立憲民主党 野田佳彦代表

選挙戦最終日、被災地からスタートしたのは立憲民主党の野田代表。

石川・輪島市での演説(午前9時半ごろ)

「改めていま、一番困っている、弱っている地域はどこなのか。間違いなく日本では能登じゃありませんか。政権を取らせていただいたあかつきには、新しい政権のもとで1カ月で能登の復旧復興のための補正予算を作ります」

最後に選んだのは、裏金問題で注目される選挙区でした。

東京・板橋区での演説(午後8時前)

「裏金政治を続ける自民党政権を選ぶのか。裏金政治を完全に根絶させる立憲民主党の政権を選ぶのか。裏金作り・裏金隠し解散・裏からの公認料、こんな裏・裏・裏だらけの政治にピリオドを打とうじゃありませんか」

■日本維新の会 馬場伸幸代表

お膝元の大阪の激戦区でマイクを握った日本維新の会、馬場代表。

大阪・堺市での演説(午後8時前)

「自民党に喝をいれて、自民党の緩んでいるたがをしめる、そういう政党がいま必要です。必ず大改革にチャレンジをしていきますから。全ての国民が夢や希望を持ってワクワクドキドキするような、そういう社会を私たちと一緒に作っていこうではありませんか」

大阪で取り組む「教育の無償化」を全国でも訴えます。

滋賀・大津市での演説(午前11時すぎ)

「私たち議員が身を切る改革をスタートにして、どんどん改革をやってお金を生み出して、幼稚園、保育園から小学校、中学校、高校、大学、大学院、すべての授業を、教育を無償にしましょうと。こういう方向性の政治、私はこれから必要だと思います」

■共産党 田村智子委員長

“2000万円問題”を明るみにだしたのは、党の機関紙でした。共産党の田村委員長は。

東京・蒲田駅前での演説(午前10時すぎ)

「非公認としたはずなのに、2000万円のお金が渡されていた。しんぶん赤旗、共産党が指摘して、やっと2000万円を返すという。みなさん、自民党は腐りきっていますよね。金まみれの政治を大掃除していこうではありませんか」

新宿駅前での“最後の訴え”では。

東京・新宿駅までの演説(午後8時前)

「最低賃金1500円、求めるようになりました。求めるだけじゃない、どうしたら実現するか真剣に考えました。社会保障も教育も良くなるんだ、暮らしが良くなる希望はあるんだ、それが政治の役割だと。この仕事を私に、日本共産党にやらせてください」

■国民民主党 玉木雄一郎代表

国民民主党、玉木代表は若者を中心とした現役世代に経済政策を訴えました。

福岡市での演説(午前10時過ぎ)

「私たちは適切に、増えすぎた税収を還元していきたいと思っています。ガソリンの減税、電気代の値下げ、 こういったことで、みなさんの手取りを増やす。まずこの政策を進めていきたいと思うんです」

締めくくりリは、東京駅前でした。

東京駅前での演説(午後8時前)

「真面目に頑張る人が報われる社会を、子どもたちや孫たちに残したいんです。今回ちょっとだけ、背中からそよ風を感じているんです。でもそよ風だとまだ日本は動かないので。それを大きな大きな、うねりに、風にしていきたいんです。私はね、風に乗ろうなんて思ってない。風を作ろうと思ってるんですよ。だからその風を一緒に作ってくれませんか」

■れいわ新選組 山本太郎代表

東京・北千住駅前での演説(正午すぎ)

「この30年を取り戻す。皆さんの30年の失われた所得を取り戻す。そのための選挙だと思っています」

れいわ新選組の山本代表は、経済の再建が必要だと訴えます。

東京・北千住駅前での演説(正午すぎ)

「この消費税、皆さんから搾り取った分のほんの一部しか社会保障に回してないんです。ほとんどが大企業減税の穴埋めに使われている。これ払う意味ある?」

そして最後の訴えでは。

東京・新宿駅前での演説(午後8時前)

「ひとりひとりが、購買力を上げていく。物を買えるようになる。あなたが使ったお金が、回り回って誰かの所得になる。大胆な景気策を打つ時には税制改正を行わないといけない。つまりはなにか…、法人に対しての法人税の累進税化。変えさせてください。消費税廃止の先頭に立たせてください」

■社民党 福島みずほ党首

福岡・博多駅前での演説(午後6時半ごろ)

「頑固に平和。暮らしが一番。税金は暮らしに」

社民党の福島党首は、福岡県で最後の訴えに臨みました。

福岡・博多駅前での演説(午後6時半ごろ)

「軍事費にストップをかけなければ教育福祉はありえません。軍拡やれば金がかかるから大増税になるに決まってるじゃないですか。軍拡にも軍拡大増税にも反対です」

■参政党 神谷宗幣代表

参政党の神谷代表が選んだのは、東京・秋葉原。

東京・秋葉原駅前での演説(午後7時50分すぎ)

「グローバリストに乗っ取られた日本を取り返す。日本防衛戦を参政党がやっているんだ。みんなでこの勝利を勝ち取りましょう。最後、参政党コールやらせてください。1、2、参政党」