「ワールドシリーズ、ドジャース6−3ヤンキース」(25日、ロサンゼルス)

 ドジャースが劇的なサヨナラ勝ち。大谷翔平選手は「本当に最高のホームランで最高の勝ち方を1戦目にもってこれた」と興奮気味に語った。

 延長十回、2死満塁からフリーマンが右翼へ逆転サヨナラ満塁弾。大谷も満面の笑みを浮かべてベンチを飛び出した。右足首を負傷しながらもポストシーズンで強行出場したスラッガーを出迎え、チームメートと肩を組んでたたえた。

 1点を追う八回には打球速度182キロの強烈な右翼フェンス直撃二塁打から同点劇を演出。「いい打席だったと思います。ワンヒットで三塁までこれたことは大きかった」と振り返り、「後半良い形でもっていくことができたので、素晴らしい勝ちだったと思います」と声を弾ませる。

 「最終回、ギャビン(ラックス)の四球からつなぐ形で良い形で勝った。明日も頑張りたい。この流れを明日に持って行けるように」と力を込めた。インタビュー後もグラウンドに残り、フリーマンが戻ってくるのを待ち構えていた大谷。ワールドシリーズ初安打も飛び出し、チームのムードは最高潮。悲願の世界一へ、最高のスタートを切った。