トヨタは一進一退、1ドル=151円台まで円高進行も売り急ぐ姿勢限られる◇

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 トヨタ自動車<7203.T>は一進一退の動き。前日のニューヨーク為替市場でドル円相場は一時1ドル=151円50銭台までドル安・円高に振れた。23日には153円台に乗せるなど、今週に入り円安が急速に進行していたが、トランプ氏が米大統領選で当選した際の米国内でのインフレ圧力の高まりを意識した米長期金利の上昇が一服。更に、加藤勝信財務相とイエレン米財務長官が会談し、日米両国で為替に関して親密な意思疎通を図ることを確認したと伝わった。もっとも東京時間に入り、ドル円相場は足もとでは151円台後半と、下値の堅さもみせている。ポジション調整が一巡した後は再度、ドル高・円安が進むとの見方もあり、自動車株に対しては売り急ぐ姿勢は限られている。日産自動車<7201.T>やホンダ<7267.T>も売り買い交錯の展開となっている。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS