結成40年バンド、ライブ観客の「大変な怪我」受け... 「モッシュ・ダイブ等の危険行為」禁止訴え
結成40周年を迎えた4人組パンクロックバンド「ニューロティカ」が2024年10月23日にXで、今後のライブについて「モッシュ・ダイブ等の危険行為」を禁止するとの声明を出した。
直近の公演で、ルール違反者に巻き込まれた客が「手首骨折」する事故が起きたためだと説明している。
「手首骨折によりギプス1ヶ月、全治は2〜3ヶ月」
問題が起こったのは、20日にボーカル・ATSUSHIさんの還暦を記念して「浅草花劇場」(東京都台東区)で開催したライブだという。1階席はスタンディングだった。事故の経緯について投稿文では、
「モッシュ・ダイブ禁止のお願いをしたにも関わらず、それを守らない人達に巻き込まれ、前列のお客様が手首骨折によりギプス1ヶ月、全治は2〜3ヶ月という大変な怪我を負ってしましました」
と説明。「今後、怪我をされたお客様には、出来る限り善処して参ります メンバースタッフ一同、早く良くなることをお祈りいたします」としたうえで、下記のように注意を呼びかけた。
「今回の件を重く受け止め、今後、すべてのニューロティカのライブにおいて『モッシュ・ダイブ等の危険行為を禁止』とします。
また、ステージへの物の投げ込み、肩車や大きな物を掲げ、後方のお客様の視界を遮るなどの迷惑行為、そして当然ながら、暴行や痴漢行為も禁止といたします。対バンやイベント等で差異はあるかと思いますが、ニューロティカのステージは上記すべて禁止とさせていただきます」
「事故が起きる前に、しっかり周知しておくべきでした」
続けて、「危険な状態やこれらの迷惑行為などがあった場合は、いつでも演奏を止めて修復に努め、続行困難な場合は公演中止いたします」と宣言し、「このようなお願いは、今回の事故が起きる前に、しっかり周知しておくべきでした。怪我をされたお客様には重ねてお詫びを申し上げます」と謝罪した。終わりには、次のように思いを伝えている。
「暴れたい人も、ゆっくり見たい人も、皆んなニューロティカが好きでいてくれると思ってます。その場に居る全員が『楽しかった!』と思えるようなライブをやって行きます。ライブに参加される方は思いやりを持って全員が楽しめるよう、どうかご理解とご協力を切にお願い致します。
あっちゃんも還暦になりました。老若男女全ての人が楽しめる空間を作って行きたいし、それが出来るのがニューロティカだと思ってます」