函館2歳Sを制したサトノカルナバル(撮影:山中博喜)

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 22日(火)に北海道で行われるノーザンファームのミックスセールは今年で3回目を迎える。したがって2年前に取引された当歳馬は今年既にデビュー済み。そこで「ミックスセール第一世代」のここまでの活躍ぶりを振り返りたい。

 ミックスセール初年度に取引された現2歳世代は38頭。先週までに12頭がデビューし、サトノカルナバル、ホウオウガイア、エンジェルマーク、タイセイカレントの4頭が新馬勝ちを果たしている。中でもサトノカルナバルは函館2歳Sで世代最初のJRA重賞勝ち馬に。タイセイカレントも5日のサウジアラビアRCで2着に健闘するなど、素晴らしい活躍ぶりだ。

 他にも大物候補はいる。最高価格の8600万円(税抜、以下同)だったエンダードラゴン(牡2、栗東・友道康夫厩舎)はドウデュースの半弟。また、8200万円のエムズ(牡2、栗東・池江泰寿厩舎)はダノンファンタジーの半弟だ。ともに血統のスケール感は文句なしで、デビュー戦が待ち遠しい。

 来年のクラシックではミックスセール卒業生が主役となるかも。彼ら、彼女らの今後に要注目したい。