マンチェスター・ユナイテッドを指揮するテン・ハーグ photo/Getty Images

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24-25シーズンのプレミアリーグでは7試合を消化して勝ち点8、14位に沈んでいるマンチェスター・ユナイテッド。マタイス・デ・リフトをはじめとした夏の大型補強の成果はまだ出ておらず、例年に続き難しいシーズンを過ごしている。

『TheGuardian』はアレックス・ファーガソン退任以降の監督とエリック・テン・ハーグ現指揮官をデータで比較し、分析している。

まず1つ目は試合ごとの勝ち点、得点、失点の3つだ。対象はデイヴィッド・モイーズ、ルイ・ファン・ハール、ジョゼ・モウリーニョ、オーレ・グンナー・スールシャール、ラルフ・ラングニック、そしてテン・ハーグの6人(ライアン・ギグス、マイケル・キャリックの2人は除く)。

好成績を残したのが、2016年から18年までチームを指揮したモウリーニョ。勝ち点1.9と失点0.9の2部門でトップの数字を記録している。一方のテン・ハーグにトップの数字はなく、試合ごとの得点はラングニックと並んで最も低い1.4となっている。総合的にみると、ラングニックが3つの分野で最低の数字を残しているが、彼が指揮したのはわずか29試合だ。テン・ハーグは今季で3シーズン目を迎えており、チームに戦術を落とし込む時間は十分に用意されていたはずだ。

2つ目は開幕からの7試合で得た勝ち点のデータで、今季の勝ち点8はクラブ史上ワーストの数字になっている。最も数字が低かった順に10シーズン分のデータが用意されているが、テン・ハーグ就任以降の3シーズンはすべてランクインしている。

3つ目は失点数の多さを示すデータ。それがプレミアリーグでの3失点以上の試合数だ。ユナイテッドとボーンマスの24試合が最多で、最も少ないのはお隣のマンチェスター・シティ、わずか6試合となっている。

3シーズン目、そして毎シーズン行われる大型補強と擁護が難しいテン・ハーグのユナイテッド。8節はホームでのブレントフォード戦が予定されているが、トーマス・フランク率いるビーズから勝ち点3を獲得することはできるのだろうか。