宇佐美貴史は「もったいなかった」と試合を総括【写真:Getty Images】

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G大阪は川崎に同点に持ち込まれる

 ガンバ大阪は10月18日のJ1リーグ第34節で川崎フロンターレとアウェーで対戦し1-1ドローで終えた。

 前節の北海道コンサドーレ札幌戦で後半アディショナルタイムにFW宇佐美貴史が2得点を挙げて、劇的な逆転で10試合ぶりの勝利を収めていたG大阪だが、その流れを継続することはできなかった。

 試合を振り返り宇佐美は「もったいなかったかなと思います。もう少しうまくやれたかなと思いますし、受ける時間が長くなり過ぎてしまったかなと思います」と反省し、「前半の最初は良かったと思いますが、前半の終わりの方でボールを支配されだしてから後ろに重くなってしまったかなと思います。決定機もあったなかで、そこを決めきれなかった。僕自身もそうですそういった部分が大きかった」と、2試合連続となるゴールを決められなかったことを悔しがった。

 シーズン序盤のG大阪は、そんな時でも守り抜き無失点にする試合が多かった。それがJ1最少タイの失点数にもつながってきた。この試合でもゴール前の堅さを見せる場面があったが、最後は川崎に崩されて1点を返された。

 自身もプレスバックをして、守備面でもチームに貢献していた宇佐美だが、「2点目、3点目をしっかり取りに行くところと、やっぱり失点シーンに関しても防げた。崩されてはいますけど、もう少し個人のところで対応できた部分も絶対にあったので。やっぱりもうシンプルですけど、取るところと取らせないところっていうところをもっと徹底しないといけなかったかなと思います」と、チームとしての守備に緩みが出ていることに警鐘を鳴らす。

 アウェーで大声援を送っていたサポーターから、試合後にはブーイングも浴びた。「長い間、勝てていなくてこないだ勝って…。サポーターは勝ちを求めて来ているわけなので、(ブーイング)されてしかるべきかなと思います。みんなも、選手全員、悔しい思いをしていると思うので、次のミッドウィークの試合にすべてつなげていけるようにしたいと思います」と、23日にホームで行われる名古屋グランパス戦での勝利を誓った。(河合 拓 / Taku Kawai)