FIFAランク1位アルゼンチンを指揮するのはアルゼンチン人監督スカローニ(中央) photo/Getty Images

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16日、イングランドサッカー協会は来年1月よりトーマス・トゥヘルがイングランド代表監督に就任することを発表した。

トゥヘルはドイツ出身の指揮官であり、イングランド代表にとってはスウェーデン人指揮官スヴェン・ゴラン・エリクソン氏、イタリア人指揮官ファビオ・カペッロ氏に続き、史上3人目となる外国人指揮官だ。

これを受けて『90min』は、「代表チームの指揮官が他国出身でも問題にはならない?」と疑問を投げかけている。現在のFIFAランク上位20チームを見てみると、外国人指揮官を招聘している国はイングランド代表を含めて6カ国しかない。

アルゼンチン人指揮官マウリシオ・ポチェッティーノを招聘したアメリカ代表、同じくアルゼンチン人指揮官マルセロ・ビエルサが指揮するウルグアイ代表、アルゼンチン人指揮官ネストル・ロレンソが指揮するコロンビア代表、スペイン人監督ロベルト・マルティネスが指揮するポルトガル代表、イタリア人指揮官ドメニコ・テデスコが指揮するベルギー代表、そしてトゥヘルを招聘したイングランド代表だ。

2022年のワールドカップ・カタール大会を制したアルゼンチン代表を指揮しているのはアルゼンチン人指揮官リオネル・スカローニで、代表監督は自国から選んだ方が結果が出るとの考え方もある。

イングランドの場合は指揮官が育っていないところがあり、トゥヘル招聘は悪い選択ではないだろう。SNSでも「トップクラスのコーチを自国で用意できない場合、外部から連れてくるのも悪くない」といった意見が出ているが、外国人指揮官招聘のリスクはあるのだろうか。

日本代表も森保一体制を継続しており、自国の指揮官の方がコミュニケーションを取りやすいのは確かだろう。森保ジャパンも進化を続けてFIFAランク16位まで上げてきたが、代表チームは自国の指揮官の方がいいのか。