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 ◇ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 ガーディアンズ 7―5 ヤンキース(2024年10月17日 クリーブランド)

 ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦は17日(日本時間18日)、オハイオ州クリーブランドで行われ、地元のガーディアンズが延長10回、7-5でサヨナラ勝ちして1勝2敗とした。

 ヤンキースが2点差を追う8回、ガーディアンズの絶対守護神クラセから3番・ジャッジの同点2ラン、4番・スタントンの勝ち越しソロと2者連続本塁打で4-3と逆転。しかし、ガ軍は9回裏2死で5番・トーマスがボールカウント3-2から二塁打で出塁すると、今季メジャー1年目で13本塁打をマークした代打ノエルがヤ軍の抑えウィーバーから左翼へ2ランを放ち、土壇場で追いついた。延長10回には2死三塁から途中出場の2番・フライが左中間へサヨナラ2ランを放り込んだ。

 あわや3連敗の危機から息を吹き返す劇的勝利に、本拠プログレッシブフィールドの地元ファンは喜び大爆発。「ノエル」はフランス語でクリスマスの意味で、MLB公式サイトは「ビッグ・クリスマスがクリーブランドに最高のプレゼントを届けた」と表現した。ドミニカ共和国出身のノエルは「僕たちは諦めないチーム。27個目のアウトまでプレーする。今日はそういう展開だった」と誇らしげに話した。

 サヨナラ弾のフライは1勝2敗と追い込まれていたタイガースとの地区シリーズ第4戦でも2-3の7回に逆転2ランを放っており、今PS2本目も貴重な一発。「みんなが無理だと思っていても、僕たちには可能だ」と胸を張り、「ジョンケンシー(ノエル)があの男(ウィーバー)からどうやってホームランを打ったのか分からない。すごくカッコよかったし、素晴らしい勝利だ」と興奮が収まらなかった。