代表デビューを飾ったニコ・パス photo/Getty Images

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2026年W杯南米予選でボリビア代表と対戦したアルゼンチン代表。6-0でアルゼンチンが勝利したこの試合はリオネル・メッシが3ゴール2アシストを記録し、大きな話題となったが、もう1人注目を集めている選手がいる。

この試合でA代表デビューを飾った20歳MFニコ・パスだ。73分から出場した同選手は2016年にテネリフェからレアル・マドリードの下部組織に移籍。2023年にトップチームデビューを飾ったが、スターだらけのレアルで定位置を確保するのはやはり厳しく、トップチームでの公式戦出場は8試合となっている。

今夏にはセスク・ファブレガス率いるセリエAのコモへ移籍を果たしたが、この若き才能はイタリアの地で輝きを放っている。セリエA6試合に出場し、3アシストを記録しており、ここ4試合はスタメンに名を連ねている。将来が嘱望される選手の1人をボリビア戦の後、レジェンドメッシも絶賛した。

「今日、ニコがデビューした。彼は本当にいいプレイをしたし、我々にとって重要な存在だ。彼は素晴らしい考え方を持っている。だからこそ、今の地位にいるのだ。ニコは高いクオリティを持っていて、ゲームを完璧に理解している。彼は素晴らしい考え方を持っているし、私の友人でもあるコーチと一緒にいるので、彼は大きく成長できるだろう」(英『TalkSPORT』より)

出場機会を得た新天地で着実な成長を見せているニコ・パス。セスクの指導を受け、どのような選手に成長していくのかメッシも注目しているようだ。

レアルは今夏この若き才能を売却したが、買い戻しオプションがあり、活躍次第ではレアルが行使する可能性も十分に考えられる。さらに英『TBR Football』によれば、アーセナルも注目しているという。

セリエAで成長続けるニコ・パスはアルゼンチンのNextスターとして代表に定着できるだろうか。