イトーヨーカドー

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 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は10日、祖業のイトーヨーカ堂を含めたスーパーマーケット事業や外食事業などを集約した中間持ち株会社を新設すると正式に発表した。

 主力のコンビニエンスストア事業に注力し、企業価値向上を目指す。

 新設する中間持ち株会社は「ヨーク・ホールディングス」で、ヨーカ堂のほか、デニーズの運営会社、ロフト、赤ちゃん本舗などを移管する。中間持ち株会社には、外部資本を導入し、持ち分法適用会社として、経営に関与する方針だ。

 スーパー事業などは不振が続き、株主からはコンビニ事業への集中などを求められていた。カナダのコンビニ大手から買収提案を受ける中、構造改革を進めることで、自力での企業価値向上の姿勢を強調する狙いがある。