エヴラ氏、出場停止処分軽減のポグバに移籍を進言「彼はページをめくる必要がある」

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 かつてマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元フランス代表DFパトリス・エヴラ氏が、古巣ユヴェントスに所属する元フランス代表MFポール・ポグバについて言及した。5日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が同氏のコメントを伝えている。

 昨年8月20日に行われたセリエA開幕節ウディネーゼ戦後の薬物検査で、筋力増強などの作用があるテストステロン値の上昇が確認されたポグバ。イタリア反ドーピング機構(NADO)から暫定的な資格停止処分を科された同選手は、検査結果を不服として再検査を実施した。だが、新たに採取したBサンプルでも再び陽性が確認。2月29日にイタリア反ドーピング裁決機関(TNA)から4年間の出場停止処分が下された。しかし、今月4日に事態は一転。スポーツ仲裁裁判所(CAS)がポグバのドーピング剤“誤摂取”を認めたため、出場停止処分が18カ月に大幅軽減された。

 今回の決定により、ポグバは2025年1月からトレーニングが再開可能となり、同年3月には出場停止処分が終了する。一時は引退の噂も報じられていた同選手だが、処分軽減でキャリア続行の可能性が大きく高まった。

 そんななか、フランスのポッドキャスト『Rothen s'enflamme』に出演したエヴラ氏が、ポグバの今後について言及。「ユヴェントスのカラーをまとったポールを、もう99パーセント見ることはできないと思う」と述べつつ、「彼はページをめくる必要がある」と移籍の必要性を主張した。

 また同氏は、マルセイユのスポーツ・ディレクターを務めるメディ・ベナティア氏に「電話したい」と発言。「ベナティアに電話して(ポグバに)連絡してもらうつもりだ。なぜならドアは開いているからね」と自身の古巣でもあるマルセイユへの移籍を仲介する姿勢を明かしている。