大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合 毎週日曜20:00〜ほか)で藤原伊周役を演じている俳優の三浦翔平が5日、岩手県内で行われた「大河ドラマ『光る君へ』パネル展&トーショーin奥州市」に制作統括の内田ゆき氏とともに登壇し、撮影の裏話などを語った。

「大河ドラマ『光る君へ』パネル展&トーショーin奥州市」に登壇した三浦翔平(中央)

大河ドラマ第63作となる『光る君へ』は、平安時代を舞台に、のちに世界最古の女性による小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く物語。主人公・紫式部(まひろ)を吉高由里子、まひろの生涯のソウルメイト・藤原道長を柄本佑が演じ、脚本は大石静氏が手掛けている。

三浦が演じる伊周は、道長の甥でライバル。弟の隆家(竜星涼)が矢を放ったことから人生が大きく変わっていったが、三浦は「伊周的には止めていましたよね? 止めていたのに隆家がエイッてやっちゃったもんだからああいうことに」と振り返った。

苦労したことを聞かれると、「どんどん周りがいなくなって、1人のシーンがけっこう多かった。後半につれて感情をどんどん出していくシーンが多かったので疲れました。呪詛しているし。呪詛すると疲れる(笑)。エネルギー量を上げていかないと……」と吐露。

呪詛のシーンの撮影がある日は、現場で「呪詛デー」と呼んでいたことを明かし、明日6日放送の第38回「まぶしき闇」で呪詛シーンが登場することを予告。「明日楽しみにしていてください」と呼びかけ、「台本に『精神が崩壊している』とト書きで書かれていた呪詛デーのシーンが明日オンエアされるので」と話した。

そして、内田氏が「お芝居ではあるんですけど、相当すごいエネルギーを使ったと思います」と言うと、三浦は「目ん玉が飛び出ると思いました(笑)」と回顧。会場からは笑いが起こっていた。





『光る君へ』第37回の場面写真

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