ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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50-50達成時のすさまじい“瞬間風速”

 米大リーグ、ドジャース大谷翔平投手は今季、史上初の「50本塁打&50盗塁」を達成し、54本塁打130打点でナ・リーグ2冠王。ナ・リーグ西地区優勝に貢献し、シーズン終盤の注目をひとり占めにした。加えて話題となっているのが、巨大な経済効果だ。実世界にとどまらず、ネット界にも大きな利益をもたらしているようだ。

 米メディア「スポーツビジネス・ジャーナル」のMLB記者、マイク・マッジオ氏は9月20日(日本時間21日)、自身のX(旧ツイッター)で「オオタニが50-50を達成したことに関するいくつかのメモ:昨日の午後2時から今日の午後2時までの間、MLBはXで合計9840万回のインプレッションを記録した。過去1か月間の24時間単位のインプレッション数と比較すると、通常の5倍の増加だ」と投稿した。

 大谷は9月19日(同20日)に敵地マイアミで行われたマーリンズ戦で6打数6安打、3本塁打10打点、さらに2盗塁という球史に残る活躍を見せ、史上初の「50-50」に到達した。MLBも様々な場面をX上で公開したが、その反応も歴史的なものだった。

 また同記者は、米国で大リーグのグッズなどを製造販売するファナティクスの話として「MLBショップ.comを含むファナティクスのサイト全体で、それまで7日間の合計販売数よりも、、オオタニが(50-50の)記録を達成してからの1時間のほうがよりオオタニの商品(ユニフォーム、Tシャツなど)が多く売れた」と伝えている。

 大谷は昨オフ、10年総額7億ドル(約1014億円=当時)という巨額契約で話題となった。ただその周囲に、大きな経済効果を提供しているのも間違いない。

(THE ANSWER編集部)