スポニチ

写真拡大

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が28日、日本テレビ系情報番組「ウェークアップ!」(土曜前8・00)で、自民党総裁選の1回目投票で3位に沈んだ小泉進次郎元環境相(43)の敗因を解説した。

 当初は“本命”とみられていた小泉氏だったが、1回目投票では国会議員票75票、党員・党友票61票の計136票で3位。国会議員票では1位だったが、党員・党友票では100票以上を集めた石破茂元幹事長と高市早苗経済安全保障担当相に大きく水をあけられた。

 キャスターの読売テレビ・中谷しのぶアナウンサーから「決選投票に残れなかったのは衝撃だったのでは?」と聞かれ、「そうですね」とうなずいた田崎氏。選挙戦終盤で“失速”が伝えられた小泉氏は国会議員票での巻き返しを期し、「陣営の話だと82票までは積み上げていた」のだという。

 党員・党友から支持を得られなかった理由について、「選択的夫婦別姓を1年以内に実現する、法案を提出すると言われたことで保守票が離れた。もう1つは発言が軽はずみな場面が多かったので不評を買った」と2点を挙げて説明。選択的夫婦別姓の法制化に前向きな候補は他にもいたが「1年以内」と区切ったのは小泉氏のみで、実行力アピールが裏目に出たと分析した。