驚異の“51-51”だけじゃない! 松井秀喜超えに、別の「史上初」も…大谷翔平の記録づくめの伝説的な日に衝撃

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敵地での異例の「MVPコール」に応じる大谷。(C)Getty Images

「史上最高の選手を目にしている」

 現地時間9月19日のマーリンズ戦後、SNSでは大谷翔平(ドジャース)を称賛する言葉が溢れた。日米両国のXでは彼の名がトレンド入りし、その注目度の高さを物語った。

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 反響が相次いのも当然だろう。この日に「1番・指名打者」で先発した大谷は、6打数6安打3本塁打2盗塁10打点と衝撃的な活躍を披露。いまだ誰もやったことがなかった「シーズン51本塁打・51盗塁」を記録した。

 間違いなく野球史に残る伝説的な偉業をやってのけた大谷。そんな偉才がこの日に記録したのは、「51-51」だけではなかった。

 まずは打点だ。乱れ打ちで10打点を記録した大谷はシーズン120打点に到達。これで松井秀喜氏が2005年に記録したシーズン日本人選手記録(116)を更新した。かつて「(松井氏は)僕が小さい頃からずっと見てきたし、同じ左バッターとしても憧れてるような存在」と語ったこともあるだけに、本人にとっても重要な記録と言えよう。

 また、大谷はシーズン中の同一試合で本塁打と盗塁した回数を「13」に更新。MLB歴代1位の通算1406盗塁を誇り、「史上最高のリードオフマン」の異名を持つリッキー・ヘンダーソン(当時ヤンキース)が1986年に残した記録に並んだ。

 さらに1試合で6安打3本塁打10打点2盗塁を達成したのは大谷が史上初。「51-51」と同時に、別の快挙も成し遂げていた。

 記録づくめ一日を過ごした本人が「一生忘れられない」と言ったように、このマーリンズ戦は文字通り野球史に残る伝説的な日となった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]