旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。さて、今回のテーマとなる食材は? 文/おと週Web編集部、画像/写真AC 【今月の旬食材は?】いま1年で最…

旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い食材

■個性派です

正解:ドラゴンフルーツ

難易度:★★★☆☆

見た目が名前の由来です

ドラゴンフルーツは、サボテン科ヒモサボテン属に分類される植物の果実で、原産地はメキシコや中南米などの熱帯地域です。日本では、沖縄県や鹿児島県、小笠原、三宅島などで栽培されています。国内産の旬は、6〜11月頃です。

とにかく見た目が個性的な果実で、竜のウロコのような突起と、鮮やかな赤色の果皮をもち、果肉一面にゴマのような種が含まれています。派手な見た目とは裏腹に、味は酸味も甘さも控えめ、サクサクとした食感をもちます。味も、プチプチした食感もキウイフルーツに似ています。

この見た目からドラゴンフルーツと名づけられました。日本や東南アジアではドラゴンフルーツという名前が一般的ですが、その他の地域では英語名である「ピタヤ」という名前で呼ばれることが多いようです。

果肉の色は2種類あり、赤色の果肉は濃厚な甘みがあり、白色の果肉はさっぱりとした味わいが特徴です。果皮の色は赤色、黄色のものがあります。黄色のものは果肉の色は白色です。

そのまま食べてもOKですが、ヨーグルトやシリアル、バナナなどとともに食べる栄養満点のハワイ生まれの「ピタヤボウル」はアサイーボウルとともに海外セレブにも大人気のレシピです。

ドラゴンフルーツは花の咲き方も個性的。白く美しい大きな花を咲かせますが、咲くのは夜の間だけ。朝にはしぼんでしまいます。このことから、「ムーンフラワー」や「夜の女王」と呼ばれることもあります。

美味しいドラゴンフルーツの見分け方

ドラゴンフルーツは追熟しないため、新鮮なものを選ぶことが必要です。色鮮やかで、ふっくらと丸みがあり、皮がしなびたりしていないものを。また、突起部分が短く、太めで、緑色のものが新鮮です。

同じサイズのものなら、ずっしりと重みを感じるものを選びましょう。

一般的に完熟状態で収穫されるため、すぐに食べられる反面、傷みやすいため、早めに食べ切りましょう。

保存するときは乾燥を防ぐため保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。とはいえ、3〜4日が保存期間の限度と考えましょう。

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い食材

ドラゴンフルーツの注目栄養素

ミネラルやビタミン、食物繊維がバランスよく含まれている栄養価の高い果物です。

とくにカリウムが豊富に含まれていることが注目点で、高血圧の予防やむくみの改善に役立ちます。

赤色の果皮や果肉の色素は「ベタシアニン」というポリフェノールの一種で、赤ビーツなどにも含まれる健康効果の高い成分です。

抗酸化力の強さは数あるポリフェノールのなかでもトップクラスといわれています。ピタヤボウルが海外セレブに愛される理由も納得ですね。

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い食材

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