西武・武内夏暉がプロ初完封、球団新人左腕では史上最多の8勝目…16日のパ・リーグ
ソフトバンクは7連勝で優勝マジック「5」
パ・リーグ公式戦は16日に3試合が行われた。京セラドームで行われたオリックス-ソフトバンクは1-0でソフトバンクが勝利。連勝を「7」に伸ばし、優勝マジックを「5」とした。
ソフトバンク先発の石川柊太投手は7回を投げて101球、3安打3四死球6奪三振無失点の内容だった。打線は6回まで4安打無得点に終わっていたが、7回に1死二、三塁とし、代打・石塚綜一郎捕手の犠飛で先制に成功。そのまま1-0で試合は終了した。
石川は6勝目。杉山一樹投手はプロ初セーブを記録した。敗れたオリックスは、先発の曽谷龍平投手が7回106球5安打1四球9奪三振1失点(自責点0)の好投も、打線が援護できなかった。今季限りでの引退を表明した比嘉幹貴投手が8回2死一、二塁の場面で登板。見事火消しに成功した。
楽天モバイルパークで行われた楽天-日本ハムは6-5で楽天が勝利した。楽天は初回、先発・岸孝之投手がフランミル・レイエス外野手に先制20号ソロを浴びる。その裏に小郷裕哉外野手の7号ソロで追い付くも、2回に万波中正外野手の18号ソロで再び勝ち越された。
1-3の4回に辰己涼介外野手が7号ソロを放ち、1点差に詰め寄る。そのまま迎えた7回に無死満塁から渡邊佳明内野手、村林一輝内野手の連続で適時二塁打で逆転に成功した。岸は7回100球5安打1四球1奪三振2失点で5勝目をマークした。
ベルーナドームで行われた西武-ロッテは1-0で西武が勝利した。西武先発の武内夏暉投手は、序盤3イニングを3者凡退に抑える立ち上がり。以降も走者を許さず、7回終了時点で走者を1人も出さない快投を披露。打線は8回に西川愛也外野手が6号ソロを放ち、均衡を破る。
9回も続投した武内は9回116球3安打1四球6奪三無失点でプロ初完投、初完封。球団新人左腕史上最多の8勝を記録した。敗れたロッテは、田中晴投手が5回83球3安打1四球4奪三振無失点の好投も、打線が援護できず。西武との4連戦を1勝3敗で終えた。国吉佑樹投手は、24試合連続無失点を記録している。(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)