女優の吉川愛、見上愛、俳優の望月歩が、女優の清原果耶が主演を務めるABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『マイダイアリー』(10月20日スタート 毎週日曜22:15〜)に出演することが16日に明らかになった。

上段左から清原果耶、佐野勇斗、吉川愛、見上愛、望月歩=テレビ朝日提供

○■清原果耶主演『マイダイアリー』

今作は、社会人1年目の主人公が、日々の些細な出来事をきっかけに大切な思い出を振り返る構成で、大学時代を共に過ごした男女5人の群像をノスタルジックに描く、完全オリジナルのヒューマンドラマ。

○■吉川愛・見上愛・望月歩の出演決定

このほど清原、佐野に続く出演者が発表された。ヒロイン役で出演した映画『ハニーレモンソーダ』(21年)で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、7月期にはドラマ『降り積もれ孤独な死よ』(読売テレビ・日本テレビ系)でミステリアスなヒロインを演じ、注目を集めた吉川。今作では、主人公・恩村優希(清原)の友達で、同じ教育学部の白石まひるを演じる。裕福な家庭で育ったおっとり気質で、趣味の推し活を生き生きとエンジョイしているが、実は友達にも打ち明けられないトラウマを心の奥に抱えている。それはやがて、大事な推し活にも影を落とすようになり……。

今年は初の大河ドラマ出演を果たし、学園ドラマ「恋愛バトルロワイヤル」(Netflix)では主演を務めた見上。今作では、優希、まひると合わせて教育学部・仲良し3人組の一人で、テーマパークのバイトでは着ぐるみのライオンを担当している長谷川愛莉を演じる。サバサバしているストレートな物言いが特徴で、まひるが通訳しないと誤解を生みそうなことも口にするが、優希の小さな変化に誰よりも先に気づく繊細さも持ち合わせている。

望月歩は、デビュー翌年の2015年に出演した映画『ソロモンの偽証』で一躍脚光を浴び、俳優として本格的に活動を開始。2018年の連続ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)には第7話にゲスト出演し、今年、同役で公開中の映画『ラストマイル』にも出演している。望月が演じるのは、商学部の和田虎之介。コミュニケーション能力が高く、ムードメーカーとして接着剤のように5人を結びつけていく。みんなで何かをする時の発起人は決まって虎之介。困っている人や寂しそうな人を放っておけないという、優希にも共通する性質を持っているが、人を思いやるがゆえに自分の気持ちを後回しにしてしまうことも……。

5人は、一見どこにでもいる平凡な大学生。物語はそんな彼らが3年生になりたての春から始まる。優希は、同じ教育学部のまひる・愛莉と、日々それなりに過ごしているものの、大学生活も折り返しを迎えた今、残り2年をどう過ごすべきなのか、漠然とした不安と現状への物足りなさを感じていた。そんな中、大学に編入してきた広海、そして広海のピンチを初対面で救った虎之介と出会い、これまでとは何かが違う日常が動き始める。

○■吉川愛 コメント

まひるはおっとりとした性格ですが、推しを追いかけるオタクという、なんともかわいらしい役柄です。私自身もオタク気質だと思っているので、そういった部分は思う存分、役に反映させていきたいと思っています。

大学生の5人の日常をお届けします。それぞれが過去や現在に抱える想いに、ご覧いただく皆さまも共感できるところがあるかもしれません。まったりしながら、5人の行方を見守っていただけるとうれしいです。

○■見上愛 コメント

私が演じる愛莉は、今のところ、媚を売らないさっぱりとしたところがあって、ちょっと不器用だけれど、その分本当の優しさを知っている子だなという印象です。好き、という気持ち、将来のこと。人知れず悩みが尽きない彼女を5人の関係性の中で伸び伸びと演じられたらと思います。

同世代の魅力的な役者さんたちと、日々を紡いでいける撮影を楽しみにしています。人生には、思い返したい過去ばかりではないけれど、日記をめくるように、ひとつひとつ、大切に、もう戻ってこない時を視聴者の皆さんと共に見つめていけたらうれしいです。

○■望月歩 コメント

和田虎之介を演じます望月歩です。虎之介はどこかつらさを1人で抱えている登場人物たちをつなぎたいと思っている、寂しさをとても理解できる人物だと思います。僕自身も人のことを優先してしまう部分があり共感できる部分が多いので、虎之介を演じさせて頂けることをとても幸せに思っています。虎之介の想いを、支えて頂く皆さんや携わる皆さんと共に、丁寧に作っていけたらなと思っています。

大人になってまだ数年ですが、今でも力をもらえる源は学生の頃の思い出が多いです。同じように思う方々もとても多いと思います。時代や価値観が違えど、思い出を辿る時に胸の辺りがキラキラする感覚を共有できたらなと、そして観て頂いた方々同士で称え合っていただけたらなと思います。とても寛厚な作品になれると思います。ご期待くださいませ。











【編集部MEMO】

清原果耶が今作で演じるのは、社会人1年目となった主人公・恩村優希。優希の大学時代はごく平凡で、家庭教師のアルバイトをしながら大学に通い、仲のいい友人と一緒に講義を受ける、そんな、ありふれた生活だった。母親から「優しい人になりなさい」と育てられてきた優希は、自身もそうありたいと願っているが、ここのところ恋人とは音信不通。大学生活にも物足りなさを感じていた。そんな時、桜の木の下で夢中になって数式を書く不思議な青年と出会う。その彼が忘れていったリュックを、優希は拾うことになり……この偶然をきっかけに、仲間達と過ごす優希の毎日が動き出す。

佐野勇斗が今作で演じる徳永広海は、アメリカの大学に進学するも挫折し、大学3年生から清原演じる恩村優希が通う大学の理学部数学科に編入。3年生の新学期が始まったある日、桜の木の下で夢中になって数式を書いていた広海はどこか他者と違う空気をまとっており、優希の視線を引きつけることに。広海は、実は数学に特異な才を見出されたギフテッド。幼少期から知識欲旺盛で特別な存在として扱われてきたため、同年代と共通の経験や認識がなく、また肩書きだけで広海に先入観を持つ周囲に苦しむなど、対人関係に苦手意識を持っている。そんな彼が、優希とのふとした出会いをきっかけにほかの学生とも交流を始め、次第に新たな人生の扉を開いていく。