町田が3試合ぶり白星で首位奪還! 守備の主力2人が負傷交代も…福岡に3発快勝

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 2024明治安田J1リーグ第30節が14日に行われ、アビスパ福岡とFC町田ゼルビアが対戦した。

 8戦未勝利の福岡が、約3カ月ぶりに首位から陥落した町田を『ベスト電器スタジアム』に迎えての一戦。立ち上がり早々、町田にアクシデントが発生する。中山雄太が相手FWウェリントンとの競り合いで右ひざの辺りを痛めてプレー続行不可能に。中山は自力で歩いてピッチを後にし、ドレシェヴィッチが投入された。

 一進一退の攻防が繰り広げられるなか、町田は24分にも負傷者を出してしまう。昌子源が味方との激しい接触で頭部を負傷し、ピッチ上でしばらく治療を受けた後、脳震とうの疑いで担架に運ばれてピッチを後にした。

 前半最大の決定機が訪れたのは35分、福岡が町田のゴールを脅かす。右からのクロスに松岡大起が頭で合わせたが、シュートは右ポストに嫌われてゴールならず。試合はスコアレスで折り返す。

 51分、町田が得意のセットプレーで試合の均衡を破る。ロングスローのこぼれ球に素早く反応したベテラン中島裕希が頭で折り返し、藤本一輝が合わせて押し込んだ。

 町田は56分にリードを広げる。味方とのパス交換でペナルティエリア左の深い位置に侵入した藤本が右足を振り抜くと、シュートは相手DF田代雅也に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

 69分、町田が大きな3点目を獲得する。ゴール前の混戦でルーズボールを回収したナ・サンホが、見事な切り返しから左足一閃。豪快な一撃をゴール左上隅へと叩き込んだ。

 福岡は終盤、スルーパスに抜け出したシャハブ・ザヘディがゴールネットを揺らしたが、オフサイドで得点は認められない。

 試合は町田が3点リードを保ったまま終了し、福岡は2連敗で9戦未勝利、町田は3試合ぶりの白星となった。同時刻に行われていた試合でサンフレッチェ広島が鹿島アントラーズと引き分けたため、町田が広島と勝ち点差「2」で再び首位に躍り出た。

 次節は21日に行われ、福岡は敵地でジュビロ磐田と、町田はホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦する。

【スコア】
アビスパ福岡 0−3 FC町田ゼルビア

【得点者】
0−1 51分 藤本一輝(町田)
0−2 56分 藤本一輝(町田)
0−3 69分 ナ・サンホ(町田)


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