Screenshot from the rare 8mm film showing the aftermath of the JFK assassination. © RR Auction

1963年11月22日、現職の第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ大統領が、テキサス州ダラスで行なわれたパレード中に暗殺されました。

公衆の面前で発生した暗殺事件ということもあり、映像もたくさん残されています。

しかし、まだほとんどの人が見たことのない映像があって、これがオークションに出品されたんです。

出品された8mmフィルムは、わずか10秒足らずの長さではありますが、歴史の一端を映し出していると話題になっています。

何十年も眠っていた映像

その映像は無音のカラーフィルムで、テキサスの実業家であるデイル・カーペンター・シニア氏が撮影したもの。オークションハウスの説明によると、ケネディ大統領が撃たれる瞬間は映っていないものの、その前後の様子は収められているとのこと。

ディーリー・プラザに到着するところや、銃撃後に大統領専用車でバークランド記念病院へ向かう様子は確認できます。

「シークレットサービスのクリント・ヒル捜査官が車両の後部に飛び降り、ファーストレディと負傷した大統領を守るために後部座席の上に立っている様子が際立っています」とオークションハウスは説明しています。

カーペンター氏の死後、この映像は妻から娘へ、そして孫へと引き継がれました。しかし、孫であるジェームズ・ゲイツ氏は、その存在をすっかり忘れて放置してしまっていたとのこと。

オークションは9月29日まで

JFK映像の落札日は9月29日。日本時間9月12日午前10時時点で6人が入札し、入札価格は1万6170ドル(約230万円)。まだまだ上がると予想されます。

それにしても、こんな歴史的価値のあるものまでオークションに出てくるんですね。どういった人が落札するのか気になります。

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