HKT48梁瀬鈴雅、2作連続で選抜入り「自分が170センチのアイドルということに誇りを持ってます」
【写真】HKT48 の18thシングル に前作に続き選抜入りした6期生の梁瀬鈴雅に意気込みを聞いた
HKT48 が18thシングル 「僕はやっと君を心配できる」を2024年9月11日(水)にリリースする。17thシングル「バケツを被れ!」で初選抜入りし、2作連続で選抜に選ばれた6期生の梁瀬鈴雅(やなせ れいあ)さん。梁瀬さんは今回のシングルのカップリング曲「こんな時代に・・・」ではセンターを務めている。そんな梁瀬さんに18thシングルやセンター曲について話を聞いた。
■「歌って踊れていることがうれしくて誰よりも楽しんでパフォーマンスするのがすごく得意です」
――ウォーカープラスには初登場、そして単独インタビューも初めてになりますね。
はい。梁瀬鈴雅です。よろしくお願い致します(笑顔で頭を下げながら)。単独でインタビューしていただくのはまだ数回しかなくて、今回もめちゃくちゃうれしいです。本当にありがとうございます。
――2022年にHKT48の6期生としてお披露目されてから約2年4カ月が経ちました。今の気持ちを聞かせてください。
15歳でHKT48に加入してから2年4カ月、本当に過ぎる時間が早くて、まだ加入当初から心が変わってないというか15歳のままなので、今自分がこうしてHKT48の選抜メンバーとしてシングル曲についてお話をさせていただく存在になっていることに自分が一番びっくりしています。もう18歳で成人なので子供ぶってられないなって思っています(笑)。
――梁瀬さんの大人っぽい魅力がどんどん広まっていますね。自分ではどんなところが魅力だと思いますか。
私は過去に病気の経験があって、本当に寝たきりで過ごしていた時期があったんですけれども、そのときにHKT48のパフォーマンス映像を見て、自分自身がすごく元気や勇気をもらって、HKT48に憧れて加入したんです。
その経験があるからこそ、つらいときにつらい人にとって自分たちは元気の源であるとか、誰かの支えになっているっていう自信というか、覚悟というか、自分がやっぱりそういう人たちの支えにならなければいけないってすごく強く思ってますし、大事さがわかるのが自分の武器かなって思います。
あとは体が動かなかった時期があるからこそ、ステージに立っていること自体も自分にとってすごくありがたいことというか、本当に感謝していますし、歌って踊れてることがうれしくて誰よりも楽しんでパフォーマンスするのがすごく得意です。
私は挑戦することが好きで、楽器を30種類弾けるのも、自分にとって挑戦というか、誰もしたことがないことをしたいとか、誰も成し遂げられなかったことをしたいという気持ちが昔から強くて。だからそのための努力とか困難とかは自分的には楽しむポイントというか、つらいことも乗り超えたときの自分ってすごいと、ポジティブに考えるタイプなので、いろんなことを楽しく感じながら活動させていただいております。
ひとと違うことをするのが本当に大好きなので、例えば楽器をやるとなったらピアノはみんながやってると思うので、私はピアノじゃないとこに行きたいって三味線とかに挑戦しました。あとは男の子しかいない野球部で女の子1人私が加入したり、グランドホッケーというスポーツがあるんですけど、8年間キーパーをやってたり、意外と何でもやっています。知識を得たり、学ぶことがすごく好きなので、いろんな話題に何でも乗っかれるというのは自分の魅力かなって思います。
――すごくいろんなことに挑戦されてますね。内面的な魅力については聞かせていただきましたが、外面的にはどうですか。
やっぱり170センチって身長は自分の武器かなって思ってるんですけど、加入当初は170センチという身長がすごくコンプレックスで逆に働いてしまったというか、高身長アイドルって大丈夫なのかなってすごく不安に思ってたんですけれども、今は自分が170センチのアイドルということに誇りを持ってます。
――身長が高いとステージで目立ちますよね。それと、こうしてインタビューしていても笑顔がとても素敵ですね。
笑った瞬間、年齢が10ぐらい幼くなるってよく言われるんですけど、笑い方が昔から変わってないというか、すごくゲラなんです。白い歯を出して笑うんですけど、多分3歳児ぐらいのときから変わってないです。昔のホームビデオを見ていて幼い顔をしてても、笑うと今の私と同じだなってなるんです。18歳で大人になった今でも、幼い頃から変わらない笑顔もギャップがあっていいねって言ってくださる方が多いので、このままでいいかなって思っています。
――自己分析してみてどんな性格ですか?
控えめなんですけど、心の奥底で燃えている感情が多分すごくあります。あとは人見知りだけど、仲良くなりたいっていう気持ちはすごく強いです。
■「ファンの皆さんが本当に自分を応援してくれていることを実感したことも、自分の自信に繋がりました」
――初登場ということでパーソナルな部分のお話を聞かせていただきました。早速ですが、9月11日(水)にリリースされる、18thシングル「僕はやっと君を心配できる」を初めて聴いたときの印象を教えてもらえますか。
今までのHKT48にはない曲だと思いました。私的にはすごくうれしくて、自分の活動の目的は勇気や元気を与えることだとすごく強く思っているので、この曲はメッセージに込めて本当に勇気や元気を与えられる曲だと思っています。初めて曲を聴いて歌詞を見たときは、私これ歌いたいってすごく強く思って、心を込めて、本当に私の経験や思いをこの曲に乗せて歌えると思うとうれしかったです。
メッセージを伝える上でも楽しんで聴いていただきたいですし、HKT48を知らなかった方にも聴いていただきたい楽曲です。曲を聴く上での楽しさとかパフォーマンスを見る上での楽しさをこれから披露する上で、私達が工夫することができれば、より多くの方にこの楽曲を届けることができると思っていますので、楽曲を届ける以外にも工夫をして、たくさんの方に届いたらいいなって思っています。
――振り付けはどんな感じでしょうか。
MVの振り付けはすごく個性的で、メンバーそれぞれの個性が際立つダンスになっていて、本当にメンバーそれぞれが違う動きをしたり、いきなり急にユニゾンになってみんなが同じ動きをしたりっていう変則的な振り付けになっています。いきなりユニゾンになったときにはすごく迫力もありますし、見ていて本当に楽しいと思ってもらえるはずです。今までとは違うものが詰め込まれてるというか、HKT48を見ると楽しいって思えることが振り付けにも表されてるなって思います。
――「バケツを被れ!」の振り付けも本当にバケツを被るとは思っていなかったので驚きましたが、今回の新曲も驚かされそうです。ジャケットの衣装はブラックでシックな印象です。今日は真っ赤な衣装ですが、衣装について教えてください。
私の好きな衣装です。黒も赤も私の好きなテイストですごくうれしいですね。強い感じが好きです。
――そしてカップリング曲「こんな時代に・・・」ではセンターを務めてますね。改めて「栄光のラビリンス CM選抜2024」で第1位に決まったときの気持ちを教えてください。
この楽曲は「栄光のラビリンス」というゲームのCM選抜という企画に立候補して、ファンの方の投票で順位順でポジションが決まっていくという企画だったんですけれども、私は立候補した段階で1位になりたいって宣言していて、どうしてもセンターに立ちたいってずっと伝え続けていたことをファンの皆さんがご協力してくださって、センターという位置に立つことができました。
1位になった瞬間、自分のセンター楽曲をもらえることが本当にうれしかったです。センターに立つことに憧れてHKT48に入ってきたけど、実際に入ってみてセンターに立つことの難しさも知って、このタイミングしかないと思って立候補しました。こうしてセンターを勝ち取ることができて、衣装もいただくことができ、自分のセンター楽曲のMVも撮影できてすごく幸せです。1位を狙いたいって言っても本当に簡単なことじゃないですし、でもこの位置を取らせてくれたファンの皆さんが本当に自分を応援してくれていることを実感したことも、自分の自信に繋がりました。
――この曲を初めて聴いたときの印象を教えてもらえますか。
この曲は本当に私自身が背中を押されたというか、そのときちょうど私が自分自身に対して思っていた不安とか悩みが、歌詞にもう本当にそのまま表れていて、この歌詞を見たときに本当にびっくりしました。秋元(康)先生が私の背中を押してくれてるんじゃないかと感じたぐらい本当に自分自身が元気をもらって、この歌詞にある通り、自分が何か行動を起こしてHKT48をもっと素敵なグループに変えていくという決意を改めてしたというか、強い気持ちを持つことができました。
――強く願ったセンターを勝ち取ることができて本当にすばらしいですね。さて、大先輩である松岡はなさんが9月28日(土)に卒業されます。どんなお気持ちでしょうか。
はなさんはHKT48の“本当に華”というか、HKT48を代表する方です。HKT48は、はなさんの優しさで成り立っていたんだと思うくらい、HKT48にとっても大事な存在でしたので、すごく寂しい気持ちもあるんですけど、卒業されるまでの残りの期間ではなさんから学べるものを全て受け継いで、はなさんが今のHKT48だったら大丈夫と思えるぐらい、この短期間で私も成長したいなって思います。
――松岡はなさんにメッセージをお願いします。
今までHKT48のためにたくさんたくさん考えてくださって、行動してくださって、はなさんの優しさで、私たちを受け止めてくださって本当にありがとうございます。はなさんが卒業した後のHKT48は私達が引き継いでいきますので、不安に思わないでご卒業できるように私達が精一杯サポートさせていただきます。よろしくお願いします。
――最後にファンにひと言お願いします。
シングル2作連続で選抜メンバーとして選んでいただけたのは、常に応援してくださってるファンの皆さんのおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。今回のシングルは自分がHKT48の先頭に立って引っ張っていくという意識を強く持って、私がHKT48を変えていくという気持ちで、これから活動していきたいと思ってますので、これからも引き続き応援をよろしくお願いします。
撮影・取材・文=野木原晃一