ケンタッキーの月見バーガーを食べ比べてみたら、毛色が違いすぎてびっくり
8月の終わりから9月にかけて、ファストフードはじめさまざまな飲食チェーンで「月見系」の期間限定メニューを出し始めた。ここ数年の間、月見系のメニューに参戦するお店が一つ、また一つと増え、「世はまさに大月見時代」といった様相を呈している。
Togetterオリジナル編集部では、「じゃあ手分けして月見メニュー出してる店に行き、片端からレビューするか」という企画をやってみることにした。仕事にかまけて月見系メニューを食べ歩きたいだけである。
第一弾は、ケンタッキーフライドチキンから2品をご紹介する。
同じくくりながら完全に独立した個性
ケンタッキーでは、2024年8月29日から『とろ~り月見バーガー』シリーズと題して、「とろ~り月見チーズフィレバーガー(税込540円)」「とろ~り月見和風チキンカツバーガー具沢山タルタル(税込590円)」を出している。
まずは「とろ~り月見チーズフィレバーガー」から。こちらは
チキンフィレ、レタス、チーズ、特製マヨソースと目玉焼き風オムレツを、全粒粉バンズで挟んだバーガー
出典:Togetterオリジナル
である。
卵とチーズ、マヨネーズのコクとしっとりしたチキンフィレの味わいが重なって素晴らしいバランスだ。
主な調味料はチキンフィレのスパイスと、マヨネーズが割と控えめに入ってるくらいなので、純粋に各食材の味わいを感じられる。
ケンタッキーのチキンフィレは、フライドチキンながら口当たりは意外とあっさりしているので、案外このフィレ月見は数ある月見系メニューの中でも軽く食べられる部類なんじゃないかと思う。(個人の感想です)
続いて「とろ~り月見和風チキンカツバーガー具沢山タルタル」。こちらは
チキンカツ、千切りキャベツに具沢山タルタルと目玉焼き風オムレツを、全粒粉バンズで挟んだバーガー
出典:Togetterオリジナル
だ。封を開けた時点で、厚みがすごい。がぶりと行く。
重てえええええでもうめえええええ!!!
甘辛いタレが染み込みつつも衣のカリカリ感が残ったチキンカツ、ガツンとくるタルタル、ここに畳みかけるように卵のとろりとした黄身が加わるもんだから、もうなんか怪獣大戦争みたいな感じ。間に挟まったキャベツの千切りは、味のどんちゃん騒ぎに飲み込まれて空気と化している。
月見シリーズの中でもかなりあっさりしてるんじゃ?と思ったチキンフィレの方を食べた後だと、和カツの強さ、重さが際立っている。この2種類、明らかにターゲットが違う。同じ「月見シリーズ」というくくりではあれど、ここまで毛色が違うともはや独立したメニューといってもいいのではないか。
ケンタの月見バーガーは、気分によってがらりと選択肢を変えられる楽しさがウリなのかもしれない。
こちらは数量限定販売で無くなり次第終了とのことなので、気になる人は早めに食べに行くと良い。