信じた直感「パンチが足りない」 新挑戦を胸に…覚悟を決めた“赤髪”は「やめられない」
「BsGravity」連載…第4回は「HINATA」
オリックスの球団公式ダンス&ヴォーカルユニットは結成11年目を迎える。今季は新たな“挑戦”をスタートさせ、「BsGravity(ビーズグラビティ)」として躍動。メンバーは「BsGirls」9人と「BsGuys」5人の男女混成14人でスタジアムをさらに沸かせている。第4回は在籍2年目のヴォーカル「HINATA」に話を聞いた。
目立つ“赤髪”にそっと手を添えた。今季で在籍2年目。HINATAは思い切った「挑戦」を実行した。「赤色に染めたらかっこいいかも……。そう思って、直感で決めました」。ルーキーだった昨季は「黒髪のボブ」だったが「今年から男女混成になると聞いて、黒髪でボブだと『なんか違う気がする……』と感じたんです。パンチが足りない気がすると思いました」と鮮やかな色を入れた。
「最初は赤色にするのも考えてなくて……。思い切りました。(実際には)意外とファンの方からも好評です。スタンドから『めっちゃ見つけやすい』と言っていただけます。もう『赤髪の子』って感じなので、やめられないです。黒髪に戻したら誰? ってなっちゃうと思います(笑)」
明るい表情で“変身”を振り返る。今季から「BsGuys」のメンバー5人も新加入し、男女混成ユニットに生まれ変わった。「最初は『どうなるんだろう』と不安もありつつのスタートでした。個人的にはすごく楽しみで……。これからどう変わっていくのか、ずっと考えていました」と胸中を明かす。
男女混成となることで「チームとして、より一層と引き締まった気がします。パフォーマンスもパワー感が増したので。新規のファンの方も増えたと思います。だから、自分たちもまだまだ頑張らないとなと感じています」と新しい効果の発生を語った。
「魅力をもっと発信していけるように。たくさんの人に知っていただきたいです」
グラウンドやステージでのパフォーマンスをから離れると「わちゃわちゃしていますね、毎日。メンバーで笑い合って過ごしています。レッスンの時は真剣です。オンオフが上手にできています」と目を細める。HINATAが「BsGirls」を目指した理由は「自分が目指しているアーティスト像に近づくため」だと明かす。
「見ていただきたい部分は、表現力です。小さい頃からずっとダンスを仕事にできたらいいなと思っていました。オーディションで初めてヴォーカルを受けて、今はヴォーカルとして活動させていただいています。今は『BsGravity』のHINATAというアーティストとして見てくれてるんだろうなとすごく感じています」
レッスンに励み、仲間と呼吸を合わせる日々に「私たちの魅力をもっと発信していけるように。たくさんの人に『BsGravity』を知っていただきたいです」。描いた夢を、追い続ける。(真柴健 / Ken Mashiba)