「虎に翼」激動の次週相関図が公開 新キャラは2名
伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・月〜土、午前8時〜ほか)第24週(9月9日〜)の相関図が6日、番組公式サイトやSNSで公開された。新たな登場人物が2名加わり、キャストの成長や肩書きにも大きな変化が見られる。(以下、第23、24週の内容に触れています)
8年におよぶ「原爆裁判」の判決が言い渡され、幕を閉じた第23週。来週から主人公・佐田寅子(伊藤)は東京家庭裁判所の少年部部長となり、新たな時代の少年事件に立ち向かっていく。寅子の上司として人気を博した多岐川幸四郎(滝藤賢一)も再登場。第115回(6日放送)ラストの次週予告映像でやつれた姿を見せた多岐川は、がんを患い、治療に専念するため休職しているという。
子供たちも成長した。寅子の娘・優未は大学院で寄生虫の研究をする。演じるのは、第18回ニコラモデルオーディション(2014年)でグランプリを受賞し、同誌の専属モデルを4年半務めた川床明日香。寅子の弟・猪爪直明(三山凌輝)の息子・直正(平野絢規)も大きくなって登場する。最高裁判所の事務総局事務次長となる汐見圭(平埜生成)と崔香淑/汐見香子(ハ・ヨンス)の娘・薫は大学生となり、学生運動に没頭する。演じるのは、ドラマ「東京タワー」の出演が記憶に新しい池田朱那。
桂場等一郎(松山ケンイチ)は第5代最高裁長官に就任。久藤頼安(沢村一樹)は東京家庭裁判所長に就任する。寅子の事実上の夫である星航一(岡田将生)の息子・朋一(井上祐貴)は、長崎地裁の判事補を経て最高裁事務総局に配属され、汐見の部下として熱心に働く。桂場からやっとあんこの味を認められた竹原梅子(平岩紙)は、寿司職人である道男(和田庵)と一緒に、和菓子と寿司の店「笹竹」を開く。
来週の相関図に新たに加わったのは、東京家庭裁判所の調査官・音羽綾子と、山田轟法律事務所の依頼人・斧ヶ岳美位子。映画『光はどこにある』などの円井わんが演じる音羽は、大学で児童心理学を学び、常に冷静沈着で、仲間意識が苦手な調査官。映画『水曜日が消えた』などの石橋菜津美が演じる斧ヶ岳は、とある事件の被告人として、山田よね(土居志央梨)たちに弁護を依頼。事務所を手伝いながら、居候しているというキャラクターだ。
「虎に翼」の放送は残り3週間。いよいよ最終章へ突入する。(清水一)