馴染めぬ“文化”に苦戦…「合わない人も多い」 国際大会で侍戦士に立ちはだかる意外な壁
3連勝でスーパーR進出…侍U-18の選手たちが台湾料理に“苦戦”中
思わぬ“敵”に苦しんでいる。台湾で開催されている「第13回 BFA U18アジア選手権」に出場する侍ジャパンU-18日本代表は、オープニングラウンド3戦全勝で、6日からのスーパーラウンドに進出した。香港に19-0、スリランカに20-1、フィリピンに13-0でいずれも5回コールド勝ち。2大会ぶり6度目の頂点へ順調に歩を進めているが、意外なところで苦戦を強いられている。
“敵”は対戦相手だけではない。日本食に慣れている選手たちが、台湾料理の独特な味付けや香りに戸惑っている。主将を務める報徳学園の間木歩投手(3年)は「なかなか合わない人も多くて……。珍しい味だなとは思いますけど、僕は食べられない味ではないです」と苦笑いする。
早実の宇野真仁朗内野手(3年)も「あんまり食べられてないですね。美味しい料理もありますが、ちょっと一癖あって……(笑)」と本音をポツリ。健大高崎の高山裕次郎内野手(3年)は、初の海外に備えてカップラーメンを持参した。「独特な味付けと香りが少し苦手で……。体重を落とさないように食べています」と語る。
3日のスリランカ戦後には、台北市内の飲食店「初樂焼肉」をチーム全員で訪れた。台湾の絶品料理に選手たちから笑顔が溢れた。慣れない異国での生活、過密スケジュールの中でも工夫しながら戦い続ける。(木村竜也 / Tatsuya Kimura)