グラフェンベルフはパトリック・ヴィエラのよう? スロット・リヴァプールの核となった22歳をレジェンドが称賛
今シーズンからアルネ・スロット監督が率いることとなったリヴァプールは素晴らしいスタートダッシュを飾っている。
マンチェスター・シティ同様にリヴァプールは開幕3連勝を飾り、この間7ゴール無失点という内容面でも文句のつけどころがないパフォーマンスを見せている。エース、モハメド・サラーやルイス・ディアスといった両翼が絶好調なことも関係しているが、注目すべきなのは新たに6番のポジションで定位置を確保したライアン・グラフェンベルフだろう。
新たな役割でスロット・リヴァプールの核となっている同選手をリヴァプールのレジェンド、ジェイミー・キャラガー氏はアーセナルのレジェンドでプレミア屈指のMFだったパトリック・ヴィエラに姿を重ねている。マンチェスター・ユナイテッドとの第3節のハーフタイムにキャラガー氏は英『Sky Sports』にて、前半のグラフェンベルフについて次のように話している。
「我々は試合前、グラフェンベルフについて話していた。 試合では、彼が両脚を広げて相手を抜き去る場面を4、5回見た。メイヌーは彼を止めなければならず、イエローカードをもらった。ほとんどヴィエラのようだ。最初の2試合では、相手を考慮してあまり調子に乗らないようにしていた。これは大きな試練になるだろうと言ったが、確かに前半、グラフェンベルフは見事な活躍を見せた」
190cmとも言われる大型MFのグラフェンベルフは足元にも優れており、深い位置からのドリブルの運びも持ち味の1つで、その部分をキャラガー氏はヴィエラと重ねたようだ。守備的MFのポジションではあるが、攻撃面でも存在感を発揮できるのがグラフェンベルフの良さだ。しかし、『SofaScore』によると、この試合で同選手は10回中7回デュエルで勝利、4回のインターセプトなど守備面でもチームに貢献している。
新たな役割で躍動するグラフェンベルフ。アレクシス・マクアリスター、ドミニク・ショボスライとの関係性も良く、中盤の3人がバランスを保っていることもここまでの3連勝に大きく関係している。新生リヴァプールで定位置を確保した22歳はスロット率いるチームで欠かせない存在になりつつある。