早くも躍動の“新戦力”ダニ・オルモ、バルサでの日々に充実感「適応が非常にうまくいった」

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 今夏にバルセロナへ加入したスペイン代表MFダニ・オルモが、ハンジ・フリック監督率いるチームで早くも存在感を放っている。

 “ラ・マシア”で育成年代を過ごしたダニ・オルモは、クロアチアの名門ディナモ・ザグレブを経て、2020年1月に加入したライプツィヒで頭角を表す。4年半の在籍で公式戦通算148試合出場29ゴール34アシストという成績を残すと、2019年にデビューしたスペイン代表でも主力に定着。そして今夏、最大6200万ユーロ(約99億円)と報じられた移籍金でカタルーニャの地へと帰還した。

 シーズン開幕前に加入が正式発表されたダニ・オルモだったが、クラブの財政やサラリーキャップの問題で選手登録が完了せず、開幕から2試合を欠場。それでも、デビュー戦となったラ・リーガ第3節ラージョ・バジェカーノ戦で途中出場から値千金の逆転ゴールを決めると、続く第4節バジャドリード戦でもネットを揺らし、チームの4連勝に貢献している。

 加入後すぐさま目に見える結果を残し、ファン・サポーターからの大きな期待に応えているダニ・オルモは、スペイン紙『マルカ』を通じて新天地での日々について言及。登録問題によりデビューが遅れたことについて「そのようなことが起こり得るとは理解していたが、クラブが問題を解決してくれるだろうと信じていたよ」とコメントしつつ、次にように充実感を語っている。

「チームがすでにトレーニングを開始していたので、僕も他の選手と同様しっかり取り組まなくてはならなかった。代表チームで何人かの選手とプレーしていたので、適応が非常にうまくいったと思っている。バルサのスタートには驚かなかった。互いの相性は非常に良いし、監督の考えも完璧に理解できている。とても良い気分だし、より良いチームになりたいと思っているよ」

 今夏にはスペイン代表として臨んだEURO2024でトロフィーを掲げたダニ・オルモ。「EUROで優勝したばかりだが、勝利に飽きるなんてことはない。サッカー選手としてのハングリー精神は失っていないし、もっと勝ちたいと思っているよ。そして、チーム全員がバルサで再び勝利したいというハングリー精神を持っている」とクラブでのタイトル獲得にも意欲を示している。