ケウ(昨年1月撮影、ユーザー提供:みかんさん)

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 3日、ケウ(牝5、川崎・林隆之厩舎)が川崎10Rポルックス賞(ダ2000m)に出走。その600キロを超える雄大な馬体が川崎競馬場に集まったファンのみならず、SNSなどを通じて全国の競馬ファンの目を釘付けにした。

 昨年1月の百人一首賞以来1年8か月ぶり出走となったこの日、同馬の馬体重は620kg。自身が22年ロジータ記念で記録した602kgを大きく上回り、牝馬の国内最高馬体重出走記録を大幅に更新した。名前の通り“稀有”な存在であることをアピールするかのように、パドックでの周回から堂々たる姿。netkeiba公式X(旧Twitter)には、「まさかのドンフランキーよりも大きい。しかも牝馬!?」などの反応が寄せられ、驚きを隠せない様子だった。

 7番人気に支持されたレースでは、スタートで後手を踏み最後方からの競馬。徐々にポジションを上げ、1週目のゴール板前では中団後方の外目をゆったり追走する。3コーナーあたりからペースが上がり、食い下がろうと動いていくも、結果7着での入線となった。

 休み明けの今回、結果を残すことはできなかったが、22年佐賀の重賞ル・プランタン賞を勝ったことのある実績馬。馬体重のみならず、今後も“大柄ガール”の活躍から目が離せない。