井上尚弥の圧力にドヘニー地元メディアが脱帽 棄権決着も「情け容赦ないボディー攻勢で…」顔は真っ赤に
世界スーパーバンタム級4団体防衛戦
ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との4団体防衛戦で7回0分16秒TKO勝ちした。前日計量から11キロ増量したドヘニーは6回に腰を痛めて戦意喪失し、棄権。ドヘニーの地元メディアは「情け容赦ないボディーパンチ攻勢だった」と王者の圧力に脱帽した。
アイルランド紙「アイリッシュ・インディペンデント」は「スーパーバンタム級4団体統一王者ナオヤ・イノウエが負傷したアイルランドのTJ・ドヘニーにTKO勝ち」との見出しで報道。「イノウエのプレッシャーと情け容赦ないボディーパンチ攻勢が6回から効果を発揮し始め、ドヘニーの顔は試合終了時には赤くなっていた。37歳の挑戦者は両側を支えられながらリングから脚を引きずって降りた」と棄権決着ながら井上が圧倒した試合を伝えた。
「シャープな動きと経験で試合を難しくしたドヘニー相手に、イノウエは全てをやりたいようにできたわけではなかった」「ドヘニーはパワフルなパンチをボディーに当て、左―右のコンビネーションをイノウエの頭部に放った3回は勝っていたかもしれない」とドヘニーの奮闘を伝えた一方で「しかし4回、ドヘニーは徐々に彼を崩し始めたイノウエにロープ際に押しやられた」と4団体統一王者の底力に脱帽した。
(THE ANSWER編集部)