とちぎテレビ

栃木市にある國學院大學栃木短期大学を運営する学校法人國學院大学栃木学園は3日、短大の学生の募集を2026年度以降停止すると発表しました。およそ60年の歴史に幕を下ろすことになります。

國學院大學栃木短期大学は、1966年の開学以来2万5223人の卒業生が巣立っています。学生の数はピークとなった1994年度が1631人でしたが、その後は定員割れが続いていて、今年度は270人となっています。

3日の理事会で18歳人口の減少や4年制大学への人気が高まったことなどにより、今後も学生の確保は難しいと判断し、2026度以降の学生の募集を停止することを決めました。来年度の入学生が最後の学生となりますが、募集定員は250人を予定しています。

國學院大學栃木短期大学では、2025年度の入学生を含む全ての学生に対しては学生生活や進路・就職の支援などこれまで同様に全力を挙げて取り組むとしています。

文部科学省の調査によりますと、女子の割合が多い短大の学生の数は2023年度およそ8万7千人となり、ピークだった1993年度のおよそ53万人から8割ほど減少しています。こうした中、県内では宇都宮文星短期大学が2023年3月に閉学したほか、足利短期大学が2026年3月をめどに閉学することが決まっています。