とちぎテレビ

絢爛豪華な彫刻屋台が繰り出すユネスコの無形文化遺産、鹿沼秋まつりが来月10月に開催されるのに合わせ、地元の原料を使った日本酒が完成し9月1日に関係者を集めた試飲会が鹿沼市で開かれました。

完成した日本酒「鹿沼彫刻屋台」は、宇都宮市に本社を置く酒の卸売会社「横倉本店」が鹿沼市が誇る秋まつりをPRし、さらに愛着を持ってもらいたいと作りました。

製造は、廃校になった小学校の体育館を活用して鹿沼市内で酒造りをしている「小林醸造」に委託し、地元のコメと水を使ったオール鹿沼産の日本酒に仕上げました。ラベルにはそれぞれ鹿沼秋まつりの主役「彫刻屋台」が描かれています。

1日は、鹿沼市の松井正一市長や祭りの関係者などが参加し、お披露目会が行われました。

挨拶に立った松井市長は「鹿沼秋まつりのPRのキーアイテムとして皆さまに親しまれることを願っています」と期待を述べました。

2つの日本酒はそれぞれ辛口で一升瓶は祭りの若衆が酒を囲む場面をイメージ、純米吟醸の四合瓶は、お土産にも使ってもらえるように味わいにこだわったといい、参加した人たちは飲み比べをして味の違いを確かめていました。

「鹿沼彫刻屋台」は9月3日から鹿沼市内を中心に数量限定で販売されます。