世界最大のスマートフォン市場、かつ最大の5G加入者数を誇る中国で毎月発売された5Gスマートフォンを香港在住の携帯電話研究家、山根康宏が紹介する。2024年7月に発表・発売された5Gスマートフォンは20機種(うち1機種は6月発表)。

 内訳はHONOR 3機種、OPPO 2機種、realme 1機種、vivo 3機種、シャオミ3機種、ZTE 5機種、その他3機種。HONORは世界最薄の折りたたみ「Magic V3」を発表。

 シャオミはそれに次ぐ薄さの「MIX Fold 4」と自社初の縦折り「MIX Flip」を投入。自動車メーカーNIOは昨年モデルの後継機を発表した。

裸眼3Dディスプレイ搭載のZTE「Yuanhang 3D」

 3Dコンテンツを専用眼鏡不要で楽しめるスマートフォンがZTEの「Yuanhang 3D」(遠航3D)だ。

 上海で開催されたMWC上海2024で発表され、中国移動などが展開する3D動画配信サービスに対応する。

 また自社開発したNeovision 3D Anytime技術により2Dの静止画・動画をリアルタイムで3D変換し視聴することも可能だ。

 スマートフォンとしての基本性能は低いものの、3Dコンテンツ普及利用を狙い低めの価格で投入される。

項目 内容 発表日 2024年6月27日 価格 1499元(約3万円) チップセット UNISOC T760 ディスプレイ 6.58インチ 2400 x 1080ピクセル リアカメラ画素数 5000万広角+500万サブカメラ インカメラ画素数 500万(水滴型ノッチ) RAM/ROM構成 6GB+128GB バッテリー 4500mAh 5G NR対応バンド 非公開 サイズ 163.5 x 75.0 x 8.5mm。190g

格安ながらも「やさしいデザイン」のOPPO「A3」

 OPPOの2024年ベーシックライン「A3」シリーズの中心モデル。チップセットは他モデルがMediaTekを搭載する中、Qualcommの600系を搭載。

 カメラは、ベーシックなスペックとしている。背面は自然を意識したナチュラルカラー&表面仕上げとして「人にやさしいスマホ」に仕上げた。

 なおなお、グローバルでも同じ「A3」が投入されるが、スペックなどは全く異なる製品となっている。

項目 内容 発表日 2024年7月2日 価格 1299元(約3万6000円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 695 5G ディスプレイ 6.7インチ 2412 x 1080ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 5000万広角+200万深度測定 インカメラ画素数 800万(パンチホール) RAM/ROM構成 8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB バッテリー 5000mAh、45W充電(有線) 5G NR対応バンド n1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78 サイズ 162.5 x 75.4 x 7.15mm。178g

冷却効果を高めたnubia「REDMAGIC 9S Pro」

 ZTE傘下のnubiaが2023年11月に発表した「REDMAGIC 9 Pro」のアップグレードモデルが「REDMAGIC 9s Pro」だ。

 チップセットは同じSnapdragon 8 Gen 3の高速モデル「Leading Version」となり、CPUのクロック数が3.3GHzから3.4GHzに向上、内部の冷却システムは「ICE 13」から「ICE 13.5」へと進化、冷却ジェルの改良などによりCPU温度をさらに引き下げられる。

 その他の基本性能は同等で、背面デザインが一部変更された。なお前モデルにあった8GBメモリモデルは無くなり、最低構成は12GB+256GBとなる。

項目 内容 発表日 2024年7月3日 価格 4799元(約9万7000円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3(Leading Version) ディスプレイ 6.8インチ2480 x 1116ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 5000万広角+5000万超広角+200万マクロ インカメラ画素数 1600万(アンダーディスプレイ) RAM/ROM構成 12GB+256GB、12GB+512GB バッテリー 6500mAh、80W充電(有線) 5G NR対応バンド 非公開 サイズ 163.98 x 76.35 x 8.9mm、229g

165W充電の高性能ゲーム機、nubia「REDMAGIC 9S Pro+」

 nubia「REDMAGIC 9S Pro」同様、2023年11月発売の「REDMAGIC 9 Pro+」のアップグレードモデルが「REDMAGIC 9S Pro+」となる。

 REDMAGIC 9S Proとの最大の違いはバッテリーの充電性能で、165Wの急速充電により5500mAhのバッテリーを16分で満充電できる。

 Snapdragon 8 Gen 3 Leading VersionやICE 13.5冷却システムの搭載などはREDMAGIC 9S Proと同等だ。

項目 内容 発表日 2024年7月2日 価格 5999元(約12万1000円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3(Leading Version) ディスプレイ 6.8インチ2480 x 1116ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 5000万広角+5000万超広角+200万マクロ インカメラ画素数 1600万(アンダーディスプレイ) RAM/ROM構成 16GB+512GB、24GB+1TB バッテリー 5500mAh、165W充電(有線) 5G NR対応バンド 非公開 サイズ 163.98 x 76.35 x 8.9mm、229g

ゲームプロがアドバイスする5万円台のスナドラ8Gen3スマホ、realme「GT6」

 高性能なゲーミングモデルながら価格を抑えた製品がrealmeの「GT6」だ。チップセットはSnapdragin 8 Gen 3を搭載、ディスプレイは6000nitsと輝度も高い。

 バッテリーも大容量化と120W充電に対応させた。一方カメラ構成はミドルレンジクラスとすることで価格を抑えている。

 背面処理はシックな月面風。プロゲーマーの呂成林氏によるゲーミングアドバイス機能も搭載した。

項目 内容 発表日 2024年7月9日 価格 2799元(約5万9000円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 ディスプレイ 6.78インチ2780 x 1264ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 5000万広角+800万超広角 インカメラ画素数 1600万(アンダーディスプレイ) RAM/ROM構成 12GB+256GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB バッテリー 5800mAh、120W充電(有線) 5G NR対応バンド SA : n1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78、NSA : n41 / n77 / n78 サイズ 163.98 x 76.35 x 8.9mm、229g

iQOOブランド最上位のゲーミングスマホ「Neo9S Pro+」

 2024年5月発売のvivo iQOOブランド最上位モデル「iQOO Neo9S Pro」のチップセットをSnapdrgon 8 Gen 3としたさらに上を行く高性能なゲーミングモデル。

 バッテリー容量も5500mAhに増やされた。本体の代表カラーは前モデルが赤だったのに対し、本モデルは青としてイメージも変えている。

 なお本体サイズ、価格は変わっていないが、重量は2-3g増加している。

項目 内容 発表日 2024年7月11日 価格 2999元(約6万1000円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 ディスプレイ 6.78インチ2800 x 1260ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 5000万広角+5000万超広角 インカメラ画素数 1600万(パンチホール) RAM/ROM構成 12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB、16GB+1TB バッテリー 5500mAh、120W充電(有線) 5G NR対応バンド n1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n40 / n41 / n77 / n78 サイズ 163.53 x 75.68 x 7.99(白・黒)、8.34mm(青)。198g(白・黒)、193g(青)

世界最薄9.2mm厚の折りたたみ、HONOR「Magic V3」

 横折りスタイルのフォルダブルモデルとして世界最薄の厚みを実現したのがHONOR「Magic V3」である。

 閉じたときの厚みは9.2mm、開いたときの厚みは4.4mmとなる(いずれも黒モデル)。

 専用スタイラスでの手書きにも対応しておりビジネスシーンもカバー。この薄さでIPX8の防水対応や、5150mAhのバッテリーも搭載した。

項目 内容 発表日 2024年7月12日 価格 8999元(約18万2000円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 ディスプレイ (イン)7.92インチ2344x2156ピクセル、120Hz。
(アウト)6.43インチ2376x1080ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 5000万+4000万超広角+5000万3.5倍望遠 インカメラ画素数 (アウト)2000万(パンチホール)、(イン)2000万(パンチホール) RAM/ROM構成 12GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB バッテリー 5150mAh、66W充電(有線)、50W(無線) 5G NR対応バンド 非公開 サイズ 156.6 x 145.3 x 4.35mm / 4.4mm、156.6 x 74.0 x 9.2mm(黒) / 9.3mm。226g(黒) / 230g

15万円を切る薄型折りたたみ、HONOR「Magic Vs3」

 世界最薄のHONOR「Magic V3」の姉妹機として登場した「Magic Vs3」。厚みこそ9.8mm(黒モデル)と、Magic V3の9.2mm(同)には敵わないが、価格は6999元と横型谷折りモデルとして最低価格で登場した。

 カメラスペックは落とされているものの、ディスプレイサイズは同等。カメラ周りのデザインには特徴を持たせている。

項目 内容 発表日 2024年7月12日 価格 6999元(約14万2000円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 2 ディスプレイ (イン)7.92インチ2344x2156ピクセル、120Hz。
(アウト)6.43インチ2376x1080ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 5000万+4000万超広角+800万5倍望遠 インカメラ画素数 (アウト)1600万(パンチホール)、(イン)1600万(パンチホール) RAM/ROM構成 12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB バッテリー 5500mAh、66W充電(有線)、50W(無線) 5G NR対応バンド 非公開 サイズ 156.8 x 145.2 x 4.65mm(黒)/ 4.8mm、156.8 x 74.0 x 9.8mm(黒)/ 10.1mm。229g(黒) / 231g

低価格なAIスマホ、Meizuの「Meilan 20」

 スマートフォンメーカーを脱却しAIデバイスに転換を目指すMeizuだが、AIを強化したスマートフォンを引き続き市場に投入している。

 Meilan 20(魅藍)はMeizuが約10年前に低価格モデルとして展開していたMeilanブランド復活のモデル。

 MeizuのFlaymeOSを採用しAI機能も搭載しつつ、1000元台前半の格安製品にまとめた。

 販売は中国のキャリア、中国移動と手を組んで行っている。そのためか、詳細な本体スペックは非公開となっている。

 なおMeilanは現在はIoT機器を展開しているメーカーとしてMeizuとは独立した製品展開を行っている。

項目 内容 発表日 2024年7月16日 価格 1399元(約2万8000円)から チップセット UNISOC T765 ディスプレイ 6.52インチ 解像度不明、90Hz リアカメラ画素数 1300万広角+サブカメラ インカメラ画素数 800万(パンチホール) RAM/ROM構成 6GB+128GB、8GB+256GB バッテリー 5010mAh 5G NR対応バンド 不明 サイズ 不明 x 不明 x 8.3mm。重量不明

キャリアブランドスマホが新たに登場、中国電信の「Maimang 30」

 中国キャリアの中国電信(チャイナテレコム)が定期的に市場に投入する自社ブランドスマートフォンの最新モデルが「Maimang 30」(麦芒30)である。

 価格は低めだが背面のカメラバンプは流行の円形デザインを採用。バッテリー容量は6000mAhを超え実用性も高い。

 ディスプレイは角を丸めたエッジデザインでエレガントな雰囲気も出す。なおフロントカメラはでゅるに見えるが、片側は顔認証センサーのようである。

項目 内容

発表日 2024年7月18日 価格 1999元(約4万円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 695 5G ディスプレイ 6.78インチ 2700 x 1224ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 5000万広角+200万深度測定 インカメラ画素数 800万(パンチホール) RAM/ROM構成 8GB+256GB、12GB+256GB バッテリー 6100mAh、40W充電(有線) 5G NR対応バンド 不明 サイズ 不明 x 不明 x 7.98mm。189g

薄さを極めたフォルダブルモデル、シャオミ「Xiaomi MIX Fold 4」

 シャオミの横折り型=フォルダブルスマートフォンの4世代目となるモデルが「Xiaomi MIX Fold 4」だ。

 本体の厚さは畳んだときで、4.59mm、閉じた時で9.49mm。1週間前に発表されたHONORの「Magic V3」に世界最薄の称号は譲ったものの、MIX Fold 4の厚みもかなり薄い。

 カメラはもちろんライカ仕様で望遠2つを含むクワッド仕上げ。ディスプレイのサイズはHONORより大きい

項目 内容 発表日 2024年7月19日 価格 8999元(約18万2000円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 ディスプレイ (イン)7.98インチ2488x2224ピクセル、120Hz。
(アウト)6.56インチ2520x1080ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 5000万+1200万超広角+5000万2倍望遠+1000万5倍望遠 インカメラ画素数 (アウト)1600万(パンチホール)、(イン)1600万(パンチホール) RAM/ROM構成 12GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB バッテリー 5150mAh、67W充電(有線) 5G NR対応バンド n1 / n2/ n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n20/ n26 / n28 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n79 サイズ 159.37 x 143.3 x 4.59mm、156.6 x 73.1 x 9.47mm。226g / 238g(ファイバー調仕上げ)

シャオミ初のフリップモデル「Xiaomi MIX Flip」

 縦に折りたたむフリップスタイルのスマートフォンがシャオミから登場、「Xiaomi MIX Flip」は4インチの大型外画面を搭載する。

 2つのアウトカメラは5000万画素と高画質、ヒンジ部分にライカのロゴを入れている。

 MIX Flipを装着できるポータブルプリンター(499元、約1万円)も別売し、まるでインスタントカメラのように使うこともできる。

項目 内容 発表日 2024年7月19日 価格 5999元(約12万1000円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 ディスプレイ 6.86インチ 2912 x 1224ピクセル、4.0インチ 1392 x 1208ピクセル(折り畳み時)。120Hz リアカメラ画素数 5000万広角+5000万超広角 インカメラ画素数 3200万(パンチホール) RAM/ROM構成 12GB+256GB、12GB+512GB、12GB+1TB バッテリー 4780mAh、67W充電(有線) 5G NR対応バンド n1 / n2/ n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n20/ n26 / n28 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n79 サイズ 167.5 x 74.02 x 15.99mm / 16.19mm(ファブリック仕上げ)。展開時厚さ7.6-7.8mm / 7.8mm(ファブリック仕上げ)。192g / 190g(ファブリック仕上げ)

価格を抑えた高性能ゲームスマホ、シャオミ「Redmi K70 Ultra」

 MediaTekの最上位チップセットを搭載することでゲーミングモデルながらも価格を押させた製品がシャオミの「Redmi K70 Ultra」である。

 高フレームレートと低消費電力を実現する自社開発のD1チップも搭載。

 本体内部には新世代の冷却システムとして5000mm2の3D面積を持つアイスシールクーリングシステムを採用しチップセットの温度を最大3度低下できる。

 またランボルギーニコラボモデルの特別版も2色提供される。

項目 内容 発表日 2024年7月18日 価格 2599元(約5万3000円)から チップセット MediaTek Dimensity 9300+ ディスプレイ 6.67インチ2712 x 1220ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 5000万広角+800万超広角+200万マクロ インカメラ画素数 2000万(パンチホール) RAM/ROM構成 12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB、16GB+1TB、24GB+1TB バッテリー 5500mAh、120W充電(有線) 5G NR対応バンド n1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n28 / n66 / n38 / n40 / n41 / n48 / n77 / n78 サイズ 160.38 x 75.14 x 8.39mm。211g / 212g(ランボルギーニモデル)

使いやすさを追求したデザインモデル、HONOR「60i」

 HONOR「60i」は日常使う道具としての性能を重視したモデル。本体の剛性を高め落下時の破損もしにくくなっているという。

 2000nitsの画面は明るく屋外でも見やすい。防水防塵はIP64に対応。カメラ部分のデザインはフラッシュライトの周りに装飾を施すなど外観も重視した設計だ。

項目 内容 発表日 2024年7月23日 価格 1399元(約2万8000円)から チップセット MediaTek Dimensity 6080 ディスプレイ 6.7インチ2412 x 1220ピクセル、90Hz リアカメラ画素数 5000万広角+200万深度測定 インカメラ画素数 800万(パンチホール) RAM/ROM構成 8GB+256GB、12GB+512GB、12GB+512GB バッテリー 5500mAh、35W充電(有線) 5G NR対応バンド 非公開 サイズ 161.05 x 74.55 x 7.18mm。172g

双方向衛星通信を手軽に使える旅スマホ、ZTE「nubia Z60S Pro」

 ZTE傘下nubiaの「Z60S Pro」は3000元を切る価格ながら双方向衛星通信に対応し、山間部など電波の無い場所でも位置情報のシェアや緊急発信だけに留まらず、音声通話にも対応。

 本体は本格的なアウトドア仕様ではないものの、休日のキャンプなど手軽な屋外活動時も安心な通信環境を提供。カメラは35mmを標準としておりスナップ撮影にも優れている。

項目 内容 発表日 2024年7月23日 価格 2999元(約6万1000円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 ディスプレイ 6.78インチ2800 x 1260ピクセル、90Hz リアカメラ画素数 5000万標準(35mm)+5000万超広角+800万望遠(80mm) インカメラ画素数 1600万(パンチホール) RAM/ROM構成 8GB+256GB、12GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB バッテリー 5100mAh、80W充電(有線) 5G NR対応バンド 非公開 サイズ 161.05 x 74.55 x 7.18mm。172g

AI性能を高めたフラッグシップカメラフォン、ZTE「nubia Z60 Ultra Leading Version」

 2023年11月に発表したnubiaのフラッグシップモデル「Z60 Ultra」のマイナーアップグレードモデル。

 チップセットをQualcomm Snapdragon 8 Gen 3 Leading Versionとして性能を高め、製品名もnubia Z60 Ultra Leading Versionと改めた。

 AIパフォーマンスを引き上げており画像生成や修正性能に優れている。双方向衛星通信など通信機能も高い。

項目 内容 発表日 2024年7月23日 価格 4299元(約8万1000円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3(Leading Version) ディスプレイ 6.8インチ2480 x 1116ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 5000万広角(35mm)+5000万超広角+6400万3.3倍望遠 インカメラ画素数 1600万(アンダーディスプレイ) RAM/ROM構成 12GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB、24GB+1TB バッテリー 6000mAh、80W充電(有線) 5G NR対応バンド n1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n40 / n41 / n77 / n78 サイズ 162.35 x 74.85 x 7.69mm。193g

EVメーカーのスマホが1年ぶりにアップグレード、NIO「NIO Phone(N2401)」

 2023年9月に新興EVメーカーのNIOがスマートフォン「NIO Phone(N2301)」を発表したときは市場で大きな話題となったが、異業種からの参入ということもあり1機種で終わるのでは?とも思われていた。

 しかし2024年7月に後継機として「NIO Phone(N2401)」を発表し、同社のスマートデバイス戦略が着実に進められていることをアピールした。

 2024年モデルはチップセットやカメラセンサーがアップグレードされた上に、AI機能も強化。

 GPT機能を搭載した「NOMI GPT」も利用可能で、音声アシスタントもより実用性が増した。なお最低価格は初代モデルと変わらない。

項目 内容 発表日 2024年7月24日 価格 6499元(約13万2000円)から チップセット Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 ディスプレイ 6.82インチ3168 x1440ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 4800万+4800万超広角+5000万2.6倍望遠 インカメラ画素数 1200万(パンチホール) RAM/ROM構成 12GB+512GB、12GB+1TB、16GB+1TB バッテリー 5020mAh、80W充電(有線)、50W充電(無線) 5G NR対応バンド n1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n20 / n28 / n38 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79 サイズ 163.9 x 77.5 x 8.6mm(ガラス版) / 8.72mm(PU版) / 8.45mm(EPedition)。209g(ガラス版) / 214g(PU版) / 226g(EPedition)

格安モデルのラインナップを強化、vivo「Y37 5G」

 vivoの低価格ライン「Y」シリーズの最新モデルが「Y35 5G」。ディスプレイはHD+、カメラも1300万画素シングルと必要最小限で、4Gユーザーが手軽に5Gへの移行を促すためのモデルだ。

 本体のカラバリは美しい仕上げで安っぽさを感じさせない。

項目 内容 発表日 2024年7月24日 価格 1399元(約2万8000円)から チップセット MediaTek Dimensity 6300 ディスプレイ 6.56インチ1612 x720ピクセル、90Hz リアカメラ画素数 1300万 インカメラ画素数 500万(水滴型ノッチ) RAM/ROM構成 4GB+128GB、6GB+128GB、8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB バッテリー 5000mAh 5G NR対応バンド n1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78 サイズ 163.63 x 75.58 x 8.53mm / 8.39mm(黒)。185g

1000元を切る激安5Gスマホ、vivo「Y37m」

特徴vivo「Y37」の販路違いモデルで、通信キャリアで販売される製品が「Y37m」となる。

価格はY73よりも安く1000元を切る999元からとさらに格安となった。本体カラーや性能はY37と全く同一であるが、メモリ構成は3モデルと数を絞って投入される。

項目 内容 発表日 2024年7月24日 価格 1399元(約2万8000円)から チップセット MediaTek Dimensity 6300 ディスプレイ 6.56インチ1612 x720ピクセル、90Hz リアカメラ画素数 1300万 インカメラ画素数 500万(水滴型ノッチ) RAM/ROM構成 4GB+128GB、6GB+128GB、8GB+256GB バッテリー 5000mAh 5G NR対応バンド n1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78 サイズ 163.63 x 75.58 x 8.53mm / 8.39mm(黒)。185g

程よい価格のミドルレンジ、OPPO「A3 Energy Edition」

 OPPOのエントリーシリーズ「A3」ラインの中位モデルとなる「A3 Energy Edition」(活力版)は5000万画素カメラや45W充電などエントリークラスの1つ上を提案する製品。

 メモリ構成は高めでライトなゲームもスムーズな動作が可能だ。画像処理のAI機能も搭載し、ちょっとした写真加工も楽しめる。

項目 内容 発表日 2024年7月27日 価格 1799元(約2万8000円)から チップセット MediaTek Dimensity 6300 ディスプレイ 6.67インチ1604 x720ピクセル、120Hz リアカメラ画素数 5000万+200万深度測定 インカメラ画素数 800万(パンチホール) RAM/ROM構成 12GB+256GB、12GB+512GB バッテリー 5100mAh、45W充電(有線) 5G NR対応バンドn1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78 サイズ 165.8 x 76.1 x 7.68mm。186g