近親にシャフリヤールやアルナシーム 良血馬が小倉2歳Sで重賞初V狙う
兄妹重賞Vなるか。今年の中京記念を制したアルナシームの半妹となるポートデラメール(牝2、栗東・斉藤崇史厩舎)が、小倉2歳ステークス(2歳・GIII・中京芝1200m)で無敗戴冠を狙う。
ポートデラメールは父ナダル、母ジュベルアリ、母の父ディープインパクトの血統。母は未出走だが、祖母のドバイマジェスティは10年の米G1・BCフィリー&メアスプリントの勝ち馬。半兄のアルナシームは今年の中京記念、叔父のアルアインは17年の皐月賞と19年の大阪杯、同じくシャフリヤールは21年の日本ダービーと22年の首G1・ドバイシーマクラシックを制している。
6月京都の新馬(芝1200m)でデビュー勝ち。2着とは僅かにアタマ差だったが、ラスト2Fが11秒3-11秒3の瞬発力勝負を差し切っており、着差以上に強い内容だった。400kg台前半の馬体重が示すように小柄だが、それだけに仕上がり早。中京への舞台替わりが気になるタイプでもなく、引き続きスプリント戦なら期待大だろう。
兄に続く重賞制覇となれば、秋の大舞台も見えてくる。今後を占う上でも、その走りに要注目したい。