五輪アスリートも「同じ人としての人生があり感情があります その事を忘れずに…」安藤美姫が誹謗中傷問題に訴え
安藤さんが誹謗中傷への見解を綴った(C)産経新聞社
大会期間中に次から次へと問題が起こったパリ五輪だが、いまだ尾を引いているのがアスリートの誹謗中傷被害だ。
8月1日には、日本オリンピック委員会(JOC)が異例の声明を発表。「TEAM JAPANを応援いただく皆さまには、誹謗中傷などを拡散することなく、SNS等での投稿に際しては、マナーを守っていただきますよう改めてお願い申し上げます」などと警鐘を鳴らし、度を超えた書き込みには、警察への通報や法的措置も検討すると発信した。
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閉幕後も世界中で波紋が広がるなか、21日に自身のXを更新したのは、フィギュアスケート元世界女王の安藤美姫さん。ABEMAのニュース番組『ABEMA Prime』で共演した陸上400メートル障害の元日本記録保持者、為末大さんとのツーショットを掲載すると、あらためてネット上の誹謗中傷問題について自身の見解を綴っている。
まず文面では、「その世代によって変わっていく世間やメディアの目やあり方があり選手も対応力がないとメンタルが壊れてしまう事、心が壊れてしまい今後に繋がらないで終わってしまう事、自分だけではなく自分の周りの人達も傷つく事…」などと、アスリートの辛い思いを代弁。その後も次のように続け、為末さんとの対談を振り返った。
「そんな中でどれだけ信じれる人に出会い、信頼できるコーチやサポートしてくれる方々、どんな事があっても信じて時にはいろんな思いを犠牲にしてまで支え、応援してくれる家族の存在があるか、メディアの方との関係もしっかり向き合いSNSも上手く活用できれば傷付かずいろんな人との繋がりを持ちながら、マイナースポーツもメジャーにできる可能性がある事や自分の力に変わる事など、いろんな視点で話す機会があり、学びがありました」
また、「皆さんと変わらない同じ人としての人生があり感情があります」と訴えると、「その事を忘れずにこれからも応援サポートをよろしくお願いします」「皆様の応援が最強の力に変わる事、そして感謝の気持につながる事に変わりはありません」と呼びかけ。最後は、「読んで頂きありがとうございました」と投稿を締めている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]