KRY山口放送

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●台風9号は朝鮮半島方面に進んで衰弱へ
●県内は、目先数日は夕立は心配も全般には曇ったり晴れたり 非常に厳しい蒸し暑さ
●3か月予報発表…秋もしばらく高温傾向 「夏の延長戦」も視野に健康管理など注意
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きょう20日(火)の県内は日中は雲の隙間が広がって日ざしがしっかり届いた所も多く、厳しい暑さがぶり返した所が多くなりました。最高気温35度以上の猛暑日を、県内では5か所で観測しています。

山口市内では、22日も連続で続いていた猛暑日が昨日で途切れたものの、再び、きょう20日(火)に復活、ということになりました。今年は特に、気温37度、38度台の異例の暑さが連発したこともあり、地面が相当温まっていて、まだまだ簡単には猛暑はおさまらない雰囲気です。

気圧配置を見ていきますと、現在、東シナ海を台風9号が北上していますが、このあとは朝鮮半島に進んで次第に衰弱傾向の見通しです。
県内は湿った空気が充満しており、夕立タイプのにわか雨が心配な少々不安定な空模様はあるものの、大きく天気を崩す要素はしばらくは見当たらない状況で、曇ったり晴れたり、一部夕立タイプのにわか雨、という天気が、目先数日は続く見込みです。そして日ざしが多少でも届けば、一気に蒸し暑さも厳しくなり、山口市内では最高気温35~36度と、人間の体温並みの暑さも目先、数日は続きそうです。

あす21日(水)は山口市内のほかにも、最高気温35度以上の猛暑日の地点が、さらに続出する、とみられます。
「熱中症警戒アラート」も発表されており、湿度が高めのため、汗が蒸発しにくい状況での危険な暑さとなるおそれ…暑さ対策は引き続き、入念に行いましょう。
一方で蒸し暑さが厳しくなるほど、入道雲が急に発達しやすくなります。夕立タイプのにわか雨にも、ご注意下さい。

木~金曜日も曇ったり晴れたりで、最高気温35度以上の猛暑日も続出するおそれがあります。週末~来週にかけては、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、度々急な雨もありそうですが、猛暑日まではいかなくても、天気がぐずつくわりに厳しい蒸し暑さは続きます。まだまだ体力消耗には気を付けて、健康第一で過ごす心がけを続けましょう。

また、気象台からは、3か月予報の発表もありました。
9~11月…秋の見通しですが、秋もまだまだ気温は高めの傾向で、9月は、お彼岸の頃でも真夏日があるかもしれません。また10月にかけては天気がぐずつく日が例年より多く、場合により台風シーズンが10月にかけて長引く心配もあります。

秋が来る、というよりは「夏の延長戦」が、まだ長いかも、という点を踏まえながら、まだまだ長い暑さとの戦いを健康管理など十分気を付けていきましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)