都内最大級の日本酒試飲スペース 常時30〜40銘柄を用意 銀座・新潟情報館
東京・銀座に新潟清酒を堪能できる都内最大級の試飲スペースが誕生した。8日オープンした新潟県のアンテナショップ「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」の目玉コーナーで、「朝日山」「吉乃川」「麒麟山」「緑川」「越乃寒梅」「鶴齢」「雪中梅」「加茂錦」などバラエティ豊かな30〜40銘柄を常時揃える。
都内で新潟県のアンテナショップは長く表参道(渋谷区)で営業していたが、このほど銀座すずらん通りの新築ビルに再出店するもの。5フロアを使用し、食品、酒類、伝統工芸品の物販や飲食店を展開する。
日本酒のきき酒コーナーは建物2階に「新潟清酒・THE SAKE Stand」として常設。1千500円で好みの5杯を味わえる。透明ガラスの冷蔵庫内に1.8ℓ瓶がずらりと並んでおり、購入者はまず試飲したい銘柄を選ぶ。お酒と直結されたディスペンサーの上部に配布されたQRコードをかざすと、お猪口に1杯分(30㎖)が注がれる仕組みだ。試飲のラインアップは定番品に加え、季節酒や限定酒など時期によって切り替える。
また試飲スペースには複数台のタブレットを設置。ソムリエAI「KAORIUM」でその時の気分や好みに合ったお酒を探すことができる。
一方、新潟の逸品を集めた物販コーナーも充実。2階では日本酒約200種類をはじめクラフトビール、ワインなどアルコール商品トータルで約300種類を用意。職人技が光る包丁、カトラリーも揃えた。1階は食品を中心に販売。産地直送の朝採れ野菜(枝豆・茄子など)、新潟の米を使ったおにぎりのほか、味噌・醤油・米菓・漬け物なども購入できる。
さらに、県の担当者は「食品や工芸品などものづくりが盛んな新潟の魅力を体感していただき、現地にも足を運んでいただければ」とアピールする。