パリ五輪、ブレイキン女子。演技に臨むオーストラリアのレイチェル・ガン(左、2024年8月9日撮影)。(c)Odd ANDERSEN / AFP

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【AFP=時事】豪オリンピック委員会(AOC)は15日、パリ五輪のブレイキン女子に出場したレイチェル・ガン(Rachael Gunn)選手を標的とした、「いら立たしく、誤解を招く、弱い者いじめ」の署名活動を非難した。

 ガン選手はパリ五輪でのパフォーマンスがさえなかったとされ、オンライン上などで批判にさらされている。また、同選手が五輪の出場権を勝ち取った経緯を疑問視する声も上がっている。

 その中で、ガン選手の行動などを「非倫理的」だとする署名活動が広がると、AOCは反論に出た。

 AOCは、署名サイト「change.org」で4万7000人の署名を集めたガン選手に公の謝罪を求める署名活動は「いら立たしく、誤解を招く、弱い者いじめ」だとし、直ちに撤回するよう要求した。

 署名についてAOCは、「透明で独立した選考会と推薦手続きを経てオーストラリアの五輪代表に選ばれた選手に対する、憎悪をあおることを目的とした虚偽が数多く含まれている」と述べた。

 ガン選手のカンガルーをまねる動きや、やや時代遅れの代表チームのジャージーは、米国の深夜番組司会者ジミー・ファロン(Jimmy Fallon)氏のパロディのタネになった。

 一方で、カヌー・スラロームで金メダル2個を獲得した豪代表ジェシカ・フォックス(Jessica Fox)選手は「人はすぐに不愉快なことを言う。彼女はそんなことを言われる筋合いはない」と、ガン選手を擁護している。

【翻訳編集】AFPBB News

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