AIアシスタントのGeminiとリアルタイムで会話できる「Gemini Live」をGoogleが発表しました。Gemini Liveは自然な会話体験を提供する機能で、ブレインストーミングをしたり、会話の練習をしたりすることができます。

Gemini AI: Updates to Android and Pixel at Made by Google 2024

https://blog.google/products/gemini/made-by-google-gemini-ai-updates/





GoogleはGemini Liveを「Geminiとの自由な会話を可能にするモバイル会話体験」と表現しています。

Your personal AI assistant | Gemini - YouTube

Googleは「リアルタイムでGeminiに尋ねてみましょう。会話の途中で特定の話題を掘り下げたり、会話を一時停止して後で聞き返したりすることもできます。新しいアイデアについておしゃべりしたり、重要な会話の練習をしたりできる相棒をポケットに忍ばせているようなものです」と説明しました。

Googleによると、Gemini Liveはハンズフリーで使用でき、バックグラウンドでも、携帯電話がロックされていても会話を続けることができるとのこと。

Geminiとの会話をより自然なものにするために10種類の新しいボイスが追加されていて、これによりユーザーに合った口調とスタイルを選択できるようになりました。



Gemini LiveはAndroid利用者かつGemini Advance加入者を対象に、2024年8月13日から英語で提供されます。その後数週間のうちにiOSとさらに多くの言語に拡大する予定です。

また、Gemini経由でメモ機能の「Keep」へメモを追加する拡張機能や、GmailおよびカレンダーとGeminiの統合など、新しい機能も追加される予定。

GoogleはAIの問題点として「自然言語をよりよく解釈し、複雑なタスクを処理できる大規模な言語モデルを使用すると、単純なタスクの完了に時間がかかることが多い」と指摘していて、過去にGemini 1.5 Flashのような高速で高品質な応答を提供する新しいモデルを作ったのは上記の問題があるためだと説明しています。今後数カ月の間にGoogleはスピードと品質に焦点を当て続け、Google Homeや電話、メッセージとGeminiをますます深く統合させると説明しました。