「明らかに需要がある」米国で高まる機運!メジャーリーガーのロス五輪参戦を米名物記者・メディアが熱望「NBAが道を示した」
大谷もロス五輪参戦を希望している。実現すればトラウトらと対戦したWBCのような大きな盛り上がりが期待できるだろう(C)Getty Images
4年後、スタープレーヤーの競演はみられるか。
パリ五輪、男子バスケットボール決勝が現地時間8月10日に行われ、米国が98-87で開催国フランスを下し金メダルに輝いた。今大会もステファン・カリーやレブロン・ジェームズなどNBAのスーパースターを揃えた米国が、2008年北京五輪からの大会5連覇を達成している。
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NBAトップ選手の参加が認められて久しいオリンピックのバスケットボールは、今回のパリでも「ドリームチーム」が大会を大いに盛り上げた。そしてこのスター選手達の活躍を受け、2028年のロサンゼルス五輪野球競技における、メジャーリーガーの出場を熱望する声が上がっている。
米メディア『The Sporting News』では、放送局『ESPN』の記者ジェフ・パッサン氏が、ロス大会でのMLBプレーヤー参加を訴えたとするSNS上でのコメントを掲載。米国対フランスの決勝戦後、パッサン氏は以下のように綴っている。
「世界最高のアスリートたちが最高のパフォーマンスを披露することこそがオリンピックの醍醐味だ。だからこそメジャーリーグベースボールは、2028年のオリンピックにメジャーリーガーの参加を認めるために全力を尽くす必要がある。NBAが道を示した、MLBもそれに従わなければならない」
『The Sporting News』はこのパッサン氏のコメントを紹介するとともに、すでに大谷翔平やブライス・ハーパーらがロサンゼルス五輪への参加の意向を示していることにも言及。その上で、「2023年のワールドベースボールクラシックでは、オオタニ率いる日本チームが決勝で米国チームを破り、大成功を収めた。このことから、メジャーリーガーがオリンピックに出場することに大きな魅力を感じるのは当然だ」と主張する。
また、MLBレギュラーシーズン真っ只中に夏季オリンピックが開催されることで、「選手たちがMLBの試合から離れられるようにするには、コミッショナー事務局と各球団の側で柔軟性と妥協が必要になるだろう」と指摘。同メディアはさらに、「2028年はまだ遠いが、リーグはこれを実現するために何が必要か検討を始める時期かもしれない。なぜなら、パッサンが示しているように、明らかにそれに対する需要があるからだ」と続け、トピックを結んでいる。
米国内メディアの反応からも、メジャーリーガーの五輪参加への気運は高まっていると言えるだろう。果たして4年後、ロス五輪で2大会振りの実施となる野球競技でもドリームチーム結成となるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]