ハーゲンダッツ ジャパン 40周年記念し原宿で体験イベント 仕掛け充実「ハピネスファクトリー」
8月10日で創業40周年を迎えるハーゲンダッツ ジャパンは、体験型ポップアップイベント「Häppiness Factory(ハピネスファクトリー)」を8月21日まで東京・原宿で開催している。
赤を基調とした40周年の祝福感漂うファクトリー内では「あなたと創るしあわせ」をテーマに、バニラの香り体験や抹茶の石臼体験、映像やクイズなど楽しい仕掛けで品質へのこだわりを伝える。
7月29日のメディア向け内覧会で五十嵐享子社長は「40年間続けてきた真摯なものづくりを多くの方に体感していただき、お客様と一緒に特別な年にしたい」と意欲を述べた。
同社がプレミアムアイスのトップブランドであり続ける理由については「ショップを起点にブランディングしていったことがかなり大きい。銀座や青山などの一等地で“あの頃の日本の盛り上がり”ではないが、店が象徴のようになって誰もが行きたがる店舗を作り上げたことが大きかった」と分析した。店舗展開の可能性については「1度終わらせているということはやり終えたと判断している。またどこかのタイミングでというのは考えていない」とし、今後は長年築き上げたプレミアムアイスとしてのブランド力を維持しながら、顧客の嗜好変化に合わせた価値提案やコミュニケーションを行う。
ファクトリー内には4つのエリアを設けた。定番フレーバー「バニラ」「ストロベリー」「グリーンティー」の各エリアでは、バニラに使用するマダガスカル産バニラビーンズの複雑で深い香りを体感できる香り体験や、グリーンティーに使用する抹茶の石臼挽き体験などが充実。
ハーゲンダッツの濃厚な味わいの秘密であるオーバーラン(空気含有量)の違いが体感できるエリアでは、実際に試食してどちらが空気含有量の少ない(密度が高い)本物かを当てるクイズも用意した。ファクトリー見学後は波多江篤シェフ監修の限定パフェの3種類いずれかが楽しめる。
イベントは事前予約制。参加費は試食付き体験コンテンツとパフェ1食付きで1千500円。所要時間目安は40〜50分。