―決算で売られた銘柄! 下落率ランキング―

 企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

 以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の7月24日から25日の決算発表を経て26日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1 ルネサス <6723>
 24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益は前年同期比28.7%減の1396億円に減った。

▲No.2 シンプレクス <4373>
 25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比6.0%減の10.7億円に減り、4-9月期(上期)計画の32.4億円に対する進捗率は33.0%にとどまり、3年平均の44.2%も下回った。

▲No.3 日産自 <7201>
 25年3月期の連結最終利益を従来予想の3800億円→3000億円(前期は4266億円)に21.1%下方修正し、減益率が10.9%減→29.7%減に拡大する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード 銘柄名    市場  下落率  発表日 決算期 経常変化率

<6723> ルネサス    東P   -20.46   7/25  上期   -30.98
<4373> シンプレクス  東P   -12.61   7/25   1Q    -4.61
<7201> 日産自     東P   -10.53   7/25   1Q   -60.90
<6436> アマノ     東P   -9.79   7/25   1Q    15.62
<7949> 小松ウオール  東P   -7.03   7/25   1Q   -48.25

<3231> 野村不HD   東P   -4.55   7/25   1Q    -4.93
<4765> SBIGAM  東P   -4.39   7/25   1Q    8.41
<6504> 富士電機    東P   -2.99   7/25   1Q    20.71
<9991> ジェコス    東P   -1.02   7/25   1Q    0.22
<8864> 空港施設    東P   -1.00   7/25   1Q    16.80

<6967> 新光電工    東P   -0.37   7/25   1Q    23.82
<4307> 野村総研    東P   -0.16   7/25   1Q    20.58

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした26日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「%」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。

株探ニュース